LANケーブルについて、細いのとか固いのとかあるので調べてみた
- ふと思いました。
サーバのラッキングをする機会はたまにあるけど、
LANケーブルにも硬かったり柔らかかったり細かったりするけど何が違うのかな?
いろいろな種類
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通信の速さ : LANケーブルの通信規格
数字が大きくなるにつれて通信速度が早くなります。- CAT5 : 100Mbps
- CAT5e : 1Gbps
- CAT6 : 1Gbps
- CAT6A : 10Gbps
- CAT7 : 10Gbps
- CAT8 : 40Gbps
普段使いをするなら、CAT6
,CAT6A
でしょうか?
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ノイズへの耐久性 : ケーブル内のシールドの有無
ノイズに強いのか、発生しやすいのかの違いになります。- UTP(Unshielded Twist Pair cable)
- 価格が安いが ・ ノイズへの耐久性は高くない
- STP(Shielded Twist Pair cable)
- 価格は高いが ・ ノイズへの耐久性は強い
- 芯線をアルミで保護
※これに関してはケーブルを見分けることはできないが
一般的に - CAT5-CAT6A : UTPが多い
- CAT7-CAT8 : STP
- UTP(Unshielded Twist Pair cable)
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通信の安定性 : 芯線の種類
- 単線
- 1本の太い銅線で構成
- より線に比べて通信の安定性は高くなる
- ケーブルが固い
- 20m以上のケーブルは安定性が低下するので単線がおすすめ
- より線
- 7本程度の細い銅線で構成
- 単線に比べて安定性は低下するが、家庭でのレベルだと気にしないかも
- ケーブルが柔らかい
- 20m未満でケーブルを折り曲げて敷設する場合におすすめ
- 単線
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伝送損失の防止 : 十字介在の有無
- 十字介在があることにより、ケーブル同士が近くなることを防ぐ
- → 干渉ノイズの防止
- → 伝送信号の漏れ防止
- 十字介在があることにより、ケーブル同士が近くなることを防ぐ
私的考察
※私的考察なので、必ずしも↓のわけではないです。
もちろん、CAT6でも固いLANケーブルは存在します。
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柔らかいLANケーブル
の傾向- UTPが多く、ノイズへの耐久性は高くない
- CAT6までの通信規格が多い
- 20m未満で安定性は低下するが家庭で使用するレベルだと大丈夫
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固いLANケーブル
の傾向- STPが多く、ノイズへの耐久性は高い
- 十字介在が入っていることもある
- CAT7,8の通信規格が多い
- 通信への安定性は高い