rsync とは
ネットワークを通じて、ファイルやディレクトリをsyncするものです。
もちろんlocalでの使用もできます。
やってみる
構成
- 構成
構成のイメージとしては以下になります。
サーバをまたいであるディレクトリ配下が同期される感じです。
- 設定
- 同期元 : 192.168.156.121 : /var/tmp/test
- 同期先 : 192.168.156.122 : /var/tmp/test_dir
同期元サーバの設定
- 同期ディレクトリの作成
mkdir /var/tmp/test
- rsyncのインストール
yum -y install rsync
同期先サーバの設定
- 同期ディレクトリの作成
mkdir /var/tmp/test_dir
- rsyncのインストール
yum -y install rsync
- rsyncの設定
[testdir] : 名前をつけました。なんでもいいです。
path : 同期先のディレクトリを指定
hosts allow : 同期元のサーバを指定
vi /etc/rsyncd.conf
==========
[testdir]
path = /var/tmp/test_dir
hosts allow = 192.168.156.121
hosts deny = *
list = true
uid = root
gid = root
read only = false
==========
- 起動・自動起動設定
service rsyncd start
service rsyncd enable
同期元サーバから同期をかける
- あらかじめファイル置いておく
touch /var/tmp/test/a.txt
- 同期を行う
rsync [オプション] 同期元ディレクトリ 同期先サーバ::任意の名前 で同期できます。
オプションは以下になります。
-a : アーカイブモード
-v : 動作内容の表示
-z : 転送中のデータを圧縮
--delete : 同期元にないファイルを同期先から削除する
rsync -avz --delete /var/tmp/test/ 192.168.156.122::testdir
sending incremental file list
./
a.txt
sent 107 bytes received 45 bytes 304.00 bytes/sec
total size is 0 speedup is 0.00
勉強後イメージ
どっかでやったような気もするけど、ちょっと残したかったので書いてみた。
思ったよりオプションが豊富だった。