キャッシュとネガティブキャッシュの違い
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キャッシュ
DNSキャッシュサーバでは名前解決の効率を上げるために、名前解決の際に取得したデータを一時的に保持すること -
ネガティブキャッシュ
キャッシュと同様に名前解決の際に取得したデータを一時的に保持するが、
キャッシュとの違いは、「検索対象が存在しなかった」という結果
を保持する点
キャッシュの時間確認
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TTL値について
キャッシュ
の説明文に記載した、名前解決の際に取得したデータを一時的に保持すること
の一時的
の時間をTTL
と言います- TTL値が長すぎると...
- 例えば1年間とすると、Aレコードを書き換えられても1年より長い間時間が経過しないと名前解決のデータは最新化されません。
- TTL値が短すぎると...
- 例えば1秒とすると、キャッシュサーバで名前解決のデータをキャッシュしているのに短期間で権威サーバにデータを取得しに行かないいけなくて、効率が悪いです。
- TTL値が長すぎると...
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TTL値の確認方法
※ digコマンド
が入ってない人は、yum install bind-utils
で入ります。
dig google.com @ns1.google.com
; <<>> DiG 9.11.4-P2-RedHat-9.11.4-16.P2.el7_8.6 <<>> google.com @ns1.google.com
;; global options: +cmd
;; Got answer:
;; ->>HEADER<<- opcode: QUERY, status: NOERROR, id: 60825
;; flags: qr aa rd; QUERY: 1, ANSWER: 1, AUTHORITY: 0, ADDITIONAL: 1
;; WARNING: recursion requested but not available
;; OPT PSEUDOSECTION:
; EDNS: version: 0, flags:; udp: 512
;; QUESTION SECTION:
;google.com. IN A
;; ANSWER SECTION:
google.com. 300 IN A 172.217.161.206
ANSWER SECTION
の
google.com. 300 IN A 172.217.161.206
300(秒)がTTL値になります。