共通鍵暗号・公開鍵暗号とは？

まず暗号化・復号化とは？

インターネットでパブリックなネットワークにデータを転送するためには、
第三者に見られないようにデータを暗号化することが必要です。
以下のようにすることで安全にデータを置くうることが出来ます。

1. 送信する前にデータを暗号化
2. 暗号化したデータを送信
3. 受信したデータを復号化

共通鍵暗号

• 概要
  暗号化と復号化に同じ鍵を使う暗号方式

• 流れ

1. 送信者は共通鍵でデータを暗号化
2. 送信者は受信者にデータを送信
3. 受信者は受け取ったデータを共通鍵で復号化

• メリット

  • 暗号化・復号化の処理速度が早い

• デメリット

  • 鍵が外部に漏れてしまうと、簡単に中身を見られてしまう
  • データをやり取りする相手毎に鍵が必要で管理する鍵が膨大になる

公開鍵暗号

• 概要
  暗号化と復号化で違う暗号方式

• 流れ

1. 受信者は自分の秘密鍵を使って公開鍵を作成
2. 受信者は作った公開鍵を送信者に送る
3. 送信者は公開鍵でデータを暗号化
4. 送信者は暗号化したデータを受信者に送る
5. 受信者は受け取ったデータを秘密鍵で復号化

• メリット

  • 公開鍵が漏れてしまっても、復号化出来ないので機密性が確保出来る
  • 復号するためには、相手の人数に関わらず秘密鍵1つでよい

• デメリット

  • 暗号化・復号化の処理速度が遅い

参考

• 公開鍵、共有鍵、秘密鍵、SSLってなあに？
• 共通鍵暗号と公開鍵暗号に必要な鍵の数