1. ESXi環境の場合
仮想ディスクを共用ディスクとする場合は、以下のどちらかの設定を実施してください。
・マルチライターで共有する(推奨)
1. 共用ディスク用に、以下の設定で新たな SCSIコントローラ
を追加します。
SCSIコントローラのタイプ:ゲストOSのシステムディスク用のコントローラと同じ
SCSIバスの共有 :なし
2. データストアに、以下の設定で 仮想ディスク
を作成します。
タイプ :シックプロビジョニング(Eager Zeroed)
ディスクモード :独立型:通常
共有 :マルチライター
仮想デバイスノード :手順1.で作成したSCSIコントローラの任意のID
・SCSIバスで共有する
1. 共用ディスク用に、以下の設定で新たな SCSIコントローラ
を追加します。
SCSIコントローラのタイプ:ゲストOSのシステムディスク用のコントローラと同じ
SCSIバスの共有 :仮想(1つのESXiホスト上のゲストOS間クラスタ環境の場合)
物理(複数のESXiホスト上のゲストOS間クラスタ環境の場合)
2. データストアに、以下の設定で 仮想ディスク
を作成します。
タイプ :シックプロビジョニング(Eager Zeroed)
ディスクモード :独立型:通常
共有 :未指定
仮想デバイスノード :手順1.で作成したSCSIコントローラの任意のID
仮想デバイスノードの コントローラ番号
と ディスク番号
は、クラスタシステムを構成するすべてのノードで同じになるよう設定してください。
引用元はこちら。
https://software.fujitsu.com/jp/manual/manualfiles/m230005/j2ul2820/02z200/index.html
2. KVM環境の場合
KVMゲストで共用ディスクを使用する場合、[共有可能] (shareable)に設定し、[キャッシュモデル]を[none] (cache='none')にしてください。
設定方法は以下のとおりです。
virtioブロックデバイスの場合
ゲストOSを停止します。
仮想マシンマネージャから停止したゲストOSを選択し、ツールバーの Open
ボタンをクリックします。
表示されたウィンドウのツールバーのをクリックし、ハードウェアの詳細情報
を表示します。
左のハードウェア一覧から、仮想ディスク VirtIO Disk
を選択します。
仮想ディスク画面
で、以下の設定を行い、適用
ボタンをクリックします。
共有可能
のチェックボックスをチェックします。
キャッシュモデル
リストから none
を選択します。
virtio-SCSIデバイスの場合
ゲストOSを停止した状態で、管理OS上の ゲスト設定ファイル(/etc/libvirt/qemu/ゲスト名.xml)
に、以下のように shareable
と cache='none'
を記述します。
# virsh edit ゲスト名
記載例
<disk type='block' device='lun'>
<driver name='qemu' type='raw' cache='none'/>
<source dev='/dev/disk/by-id/scsi-36000b5d0006a0000006a1296001f0000'/>
<target dev='sdh' bus='scsi'/>
<shareable/>
<address type='drive' controller='0' bus='0' target='0' unit='7'/>
</disk>
引用元はこちら。
3. Hyper-V環境の場合
iSCSIを利用するしかなさそう(WSFC環境以外の場合)。