VMware vSphere(ESXi・vCSA)のパッチ適用作業の手順メモです。
ESXi パッチ適用
パッチをESXiサーバ上の任意の場所にアップロードします。
以降の手順では以下にアップロードしたものとして説明します。
/vmfs/volumes/datastore1/VMware-ESXi-8.0U2c-23825572-depot.zip
仮想マシン停止とメンテナンスモード
Webブラウザから ESXi Host Client にログインする。
https://<ESXiサーバ>/ui
ログインしたら、ESXiサーバをメンテナンスモードに変更する。
左側に表示されたナビゲータの「ホスト」を右クリックすると「メンテナンスモードへの切り替え」が表示されるのでクリックします。
メンテナンスモードに切り替えたら、起動中の仮想マシンを全て停止しておきます。
ESXiサーバにSSHログイン
バージョンアップはESXiサーバにSSHでログインして実行します。
TeraTermなどでESXiサーバにSSHログインしてください。
SSH接続するためには、SSHサービスが有効化されている必要があります。
ESXi Host Clientにログイン後、ナビゲータ「ホスト」を右クリック > サービス > SSHの有効化 でサービスを有効にすることができます。
パッチに含まれるプロファイル確認
アップデートモジュールには通常複数のプロファイルが含まれており、アップデート実行時にはどのプロファイルを適用するのかを選択する必要があります。
アップデートモジュールに含まれるプロファイルは次のコマンドで確認できます。
# esxcli software sources profile list -d /vmfs/volumes/datastore1/VMware-ESXi-8.0U2c-23825572-depot.zip
Name Vendor Acceptance Level Creation Time Modification Time
----------------------------- ------------ ---------------- ------------------- -----------------
ESXi-8.0U2c-23825572-standard VMware, Inc. PartnerSupported 2024-05-21T00:00:00 2024-05-21T00:00:00
ESXi-8.0U2c-23825572-no-tools VMware, Inc. PartnerSupported 2024-05-21T00:00:00 2024-05-08T09:48:03
この場合は「standard」と「no-tools」の2つのプロファイルが含まれています。
自環境のプロファイル確認
どのプロファイルを適用するべきかは、現在のESXiサーバのプロファイルを確認することで決めることができます。
次のコマンドを実行します。
# esxcli software profile get
ずらりと出てくる結果の最初の方に「ESXi-8.0U2b-23305546-standard」などと表示されていれば「standard」プロファイルを選択するばよいことになります。
アップデート実行
次のコマンドを実行します。
# esxcli software profile update -d /vmfs/volumes/datastore1/VMware-ESXi-8.0U2c-23825572-depot.zip -p ESXi-8.0U2c-23825572-standard
うまくいくと次のように表示されます。
Update Result
Message: The update completed successfully, but the system needs to be rebooted for the changes to be effective.
Reboot Required: true
(後略)
「successfully」の表示があれば成功です。
また、ESXiサーバの再起動が必要かどうかの表示もされますので、必要となっている場合は実行します。
# reboot
メンテナンスモード解除
最後にWebブラウザから ESXi Host Client にログインして「メンテナンスモードの終了」を実行したら作業は完了です。
vCSAパッチ適用
パッチをESXiサーバ上の任意の場所にアップロードします。
以降の手順では以下にアップロードしたものとして説明します。
VMware-vCenter-Server-Appliance-8.0.3.00800-25197330-patch-FP.iso
パッチをマウントする
vCenter Server Appliance の仮想マシンの設定の編集からデータストアを参照し、パッチ(ISO)をCD/DVDドライブにマウントする。
SSHログインとBASHシェルの有効化
VMware Appliance Management コンソールにログインし、[アクセス] > [編集] の順にクリックします。
SSH ログインの有効化 と BASH シェルの有効化 にチェックにチェックを入れて [OK] をクリックします。
SSHログイン
TeraTerm などのターミナルソフトから vCenter Server Appliance へ SSH 接続します。
ステージング
Command> software-packages stage --iso
ライセンス条項に yes を入力し同意します。
Do you accept the terms and conditions? [yes/no] yes
パッチの内容確認
Command> software-packages list --staged
パッチをインストール
Command> software-packages install --staged
vCSAを再起動
Command> shutdown reboot -r "Install update3n"