WindowsでGitを使ってみた
はじめに
インフラ初心者がGitに初めて触れてみました。その時の内容をまとめ投稿します。
もし認識が間違っていたら、コメントや編集リクエストから、ご指摘頂けると幸いです。
概要
- Gitとは
- Gitを利用するための準備
- Gitを実際に使ってみる
- まとめ
Gitとは
Webサイトなどを作る時には、複数人で協力しながら開発していくことが多くあります。
Gitを使うことで共同開発をスムーズに進めることができます。
つまりGitとは、共同開発ツールです。
具体的には、バージョン管理といって、ファイルの状態を好きなときに更新履歴として保存しておくことができ、一度編集したファイルを過去の状態に戻したり、編集箇所を表示したりできます。
リポジトリには、ローカルリポジトリと、リモートリポジトリがあります。
ローカルリポジトリ・・・ユーザ一人で作業するところ。公開したい内容をリモートリポジトリにPush(アップロード)したり、リモートリポジトリの他の人の作業をPull(ダウンロード)したりできる。
リモートリポジトリ・・・専用のサーバに配置して、複数人で共有する場所。
リポジトリではファイルやディレクトリの情報が、変更履歴として保存されていきます。したがって、同時に二人以上がファイルに変更を加えてアップロードしたとしても、変更履歴としてすべての状態と変更点が保存されているので、前にアップロードされた変更内容が消えてしまう心配がありません。
Gitを利用するための準備
下記URLのサイトで、Gitの環境構築の手順がわかりやすくのっているので、こちらを参考に環境構築をしました。
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具体的にやること
- Gitのインストール・・・Git Bashというアプリケーションのインストール
- Gitの初期設定・・・ユーザ名、メールアドレスの登録
- Githubの設定・・・アカウント作成、リモートの作成
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Windowsの方はこちら
http://prog-8.com/blogs/git-preparation-windows
Gitを実際に使ってみる
環境構築が完了したら、実際にGitでファイルをPush(アップロード)してみたいと思います。
まずは、インストールしたGit Bashというアプリケーションを起動します。
Pushする準備を進めていきます。
- ディレクトリの作成と移動
# mkdir mysite
# cd mysite
- Gitを使えるようにするために、以下のコマンドを実行。
※initは初期化という意味がある
# git init
- ファイルの作成
# touch index.html
- 共有するファイルの選択
ファイルを選択するにはgit addコマンドを用います。
# git add index.html
- 選択したファイルの記録
選択したファイルを記録することをコミットいいます。コミットがどのような内容かわかりやすいメッセージをつけましょう。
# git commit -m "Create index.html"
- リモートの登録
リモートの登録をするには名前をつける必要があります。originと名付けることが多いようです。
# git remote add リモート名 リモートのURL
例)git remote add origin https://github.com/hogehoge/mysite.git
- GitでPushする
git pushコマンドで先程登録した、originリモートにアップロードできます。
# git push origin master
- Githubの画面で確認
Pushが出来ていればGithubの画面上にindex.htmlが作成されているはずです。
その他gitコマンドまとめ
# git pull origin master #リモートからダウンロードできます
# git status #自分が変更したファイルが何か把握できます
modified: index.html #赤で表示される
# git diff #変更内容が把握できます
- <p>元からあるテキスト</p>
+ <p class="subtitle">変更後のテキスト</p>
# git log #自分や他人のコミット履歴を表示、この時コミットメッセージが表示される。
# git log -p #コミットメッセージだけでなく変更内容も見たいとき
まとめ
Gitを初めて触ってみましたが、参考にしたドキュメントもわかりやすく手を動かしているうちにだんだんわかってきました。 今までは、Webサイトを変更する際に、サーバに直接HTMLファイルをアップロードして毎回昔のHTMLファイルを削除していました。サイトが正しく表示されなかったときのために昔のファイルをとっておく必要がありましたが、Gitを活用することで、変更前のファイルをもっておく必要もなくなり、変更前の状態に戻すことも容易になりますね。
触りしか学習していないので、まだまだ出来ることがありそうです。これからもGitの知識を深めていこうと思います。読んで頂きありがとうございました!