最近VASTの仕様を調べる時、自分の記事をいちいち探さなくても生成AIに聞いたら答えが返ってくるようになりました。便利。
VAST 4.3までの4.x系の更新差分
VAST4.0
- SSAIのサポート
- メザニンファイルの対応
- ユニバーサル広告ID
<UniversalAdId>
のサポート-
adID
は各事業者が好き勝手決めていたため、それとは異なるシステム間で一意のクリエイティブID。
-
- 広告検証のための
<AdVerifications>
<ViewableImpression>
のサポート- VPAIDは本来インタラクションに使用されるためのものなので、それの代替
- このためのOpen Measurement(OM, OMID)の規格が策定されている
- 競合分離用の広告カテゴリのサポート
- ビデオファイルとインタラクティブファイル(SIMID)の分離
- エラーコードの追加
- 標準化された
[TIMESTAMP]
マクロの追加
VAST4.1
- DAASTの統合
- 非VPAIDの検証開始
- VPAIDの非推奨化
- マクロのアップデート
- SSAIのヘッダーの微修正
- トラッキングイベントの追加と廃止
- 追加: "loaded", "closeLinear"
- 削除: "acceptInvitationLinear", "timeSpentViewing"
- AdServingIdの追加
- クリエイティブではなく、インプレッションやトラッキングで一意のID
- クローズドキャプションファイルの標準化
- Flashの削除
-
<Survey>
の非推奨化 - ノンリニア広告の非推奨化?
-
<MediaFile>
のサポートの追加 -
<Advertiser>
にIDの追加 -
<Expires>
の追加 -
<InteractiveCreativeFile>
variableDurationを追加
VAST4.2
- SIMIDのサポート。SIMIDはVPAIDの後継で、インタラクティブなクリエイティブを実現するために利用する。
- ClickThroughをWrapperで指定できるようになった
- プレイヤーが広告再生を行わないことを選択した場合のステータスとしてErrorCode 206を追加
- 複数のUniversalAdIDが指定できるようになった
-
<Icon>
と<Icon ClickFallbackImages>
の更新 - AdBreakを示す新しいマクロの追加
VAST 4.3
- マクロの管理はVASTの仕様と独立して管理するためにGithubへ移管されました
-
PLAYBACKMETHODS
の再生方法のマクロにユーザー操作なしで連続再生しているステータスが追加されました -
<InteractiveCreativeFile>
において、これまで<MediaFile>
は外部URLのみの指定であったが、インラインデータURIが利用可能になりました。ただしインラインデータURIはデータが小さい場合のみ利用可能であり、データが大きい場合は引き続き外部URLを利用すること。