Introduction

AR_FukuokaでTangoを扱える機会があったので、
早速応募して使ってきた。

最近アウトプットが少ないと思っていたので、超絶タイミングが良い。
AR_Fukuoka最高。

尚、この記事の内容は、
AR_Fukuokaで行われたハンズオンの内容をそのまま記載してます。

興味がある方は是非AR_Fukuokaへ！！

Tangoを使ってやる事

Unityを使って、タップした所に3Dモデルを置くアプリを作る。

Environment

Phab2 Pro
Windows 10
Android SDK
JDK 1.8.0_121
Unity 5.5

手順

事前準備

ココからUnity用のSDKをダウンロードする。
Unityを起動し、新規プロジェクトを作成する。
Window->AssetStoreを開き表示させるモデルをダウンロード後、Import。
AssetsのModelをHierarchyへドラッグ&ドロップしてモデルが使える事を確認する。
Assets->Import Package->Custom PackageからTango SDKをImportする。

今回使ったのはカイル君

まずはTangoSDKに触る

Assets内のTangoPrefabsからTangoManagerを見つけて、Hierarchyにドラッグ&ドロップする。
既存のカメラを削除する。
Assets内のTangoPrefabsからTango Simple Cameraを見つけてHierarchyへドラッグ&ドロップする。
File->Build Settingsを開き環境をAndroidへ変更する。
Build SettingsのPlayer Settingsをクリックし、Inspector上で下記設定を変更する。
- OtherSettings.BuildIdentifer : com.miyatama.tangoapp
- Default Orientation : Landscape Left
Build Settings上でBuild And Run!!

failed to re-package resource.see the console for details
というエラーが出たら、

Javaのバージョンを上げる
Android SDK 24をアンインストール

ここまで来ると分かる事実。

後ろに下がらないと見えない!!

これは、Tango起動時の位置が0,0,0の座標だから。
なので、下記修正を行う

カイル君を後ろにずらす
HierarchyからTango Simple Camera->Tango Poseをクリックし、InspectorのTrail Rendererのチェックを外す

Tango SDK

Tango SDKで空間計測を可視化してみる

Tango Point CloudをHierarchyへD&D
Tango ManagerのInspectorを開き、Enable Depthのチェックを入れる。
Tango Point CloudのInspectorを開き、下記点を変更
- MeshRendererのチェックを入れる。
- Tango Point Cloud.Update Points Meshのチェックを入れる。
Tango Simple Camera->Gesture CameraのInspectorを開きTangoGestureCamera.DefaultCameraModeをTHERD_PERSONへ変更

ARっぽくしてみる

新規Unityプロジェクトを作成し、まずはTangoSDKに触るの手順を終わらせた後。

Tango Simple Cameraを削除し、Tango AR Cameraを追加する。
Tango ManagerのInspector
- Enable Video Overlayのチェックを付ける
File->Build SettingsからBuild And Run

無事にカイル君が浮いている事を確認したら、
今度はカイル君を地面に立たせる。

カイル君にAdd Componentでスクリプトを追加する。
- スクリプト名 : kylebehavia
Assetsのkylebehaviaをダブルクリックしてスクリプトを編集する。

kylebehavia

using System.Collection
using System.Collection.Generic;
using UnityEngine;
using Tango;

public class kylebehavia : MonoBehavior {
  public TangoPointCloud pointCloud;

  void Start(){}

  void Update(){
    if (Input.touchCount > 0){
      Touch t = Input.getTouch(0);
      TouchPhase p = t.phase;
      if ( p == TouchPhase.Began){
        StartCoroutine(FindPlane(t.position));
      }
    }
  }

  private IEnumerator FindPlane(Vector2 touchPosition){
    Camera cam = Camera.main;
    Vector3 pos;
    Plane plane;
    if ( !pointCloud.FindPlane(cam, touchPosition, out pos, out plane)){
      yield break;
    }
    transform.position = pos;
    transform.forward = new Vector3(
      cam.transform.position.x - transform.position.x,
      0,
      cam.transform.position.z - transform.position.z).normalized;
  }
}

カイル君のInspectorにPoint CloudをD&Dで設定する。
File->build settingsからbuild and runをクリック！！

以上です。
お疲れさまでした！！

修正履歴

2017/02/26

AR_Fukuokaで本内容をご教授いただいた方から"AR Cameraを追加する手順が抜けている"
と、ご指摘を頂く。
恥ずかしいので、こそっと加筆する。

Google Tangoでのアプリ開発