IPアドレス(Internet Protocol Address)とは
- インターネットを使用する際に、コンピューターに割り当てられた住所
- 送信先を特定するのに必要であり、他と重複するIPアドレスは存在してはいけない
グローバル/プライベートIPアドレスについて
IPアドレスをは下記の2つに分けられる
- グローバルIPアドレス
- 全世界で通用するIPアドレス
- 全世界で一意になる、重複しないIPアドレス
- プライベートIPアドレス
- 仲間内でのみ通用するIPアドレス
- ローカルネットワーク内で使える、自分たちで勝手に決めて良いIPアドレス
グローバルIP/プライベートIPの違い
- グローバルIP
- インターネットに接続したい場合に必要で、インターネットの窓口となる
- プライベートIP
- 基本的にルータ配下の特定のネットワーク内のデバイスに割り当てられる
- プロバイダーから割り当てられたIPアドレスが1つでも、ルーター配下に接続している端末がインターネットに接続できているのはプライベートIPアドレスのおかげ
IPアドレスが割り当てられる仕組み
グローバルIPアドレス
- ICANN(別名IANA)と呼ばれる国際的な機関が管理
- 日本ではJPNIC(一般社団法人ネットワークインフォメーションセンター)が管理している
- 上位レジストリから下位レジストリに対してIPアドレスを与える
- ICANN -> APNIC -> JPNIC
- 下位レジストリのプロパイダーがエンドユーザーにIPアドレスを割り当てる
プライベートIPアドレス
- プライベートIPアドレスの範囲内で、各機器に一意の値が割り当てられる
- グローバルIPアドレスとは異なり、組織内で重複しなければ良い
サブネットマスク
- IPアドレスをネットワーク部とホスト部に区別するためのもの
- 10進数表記されているIPアドレスを2進数表記にして考える
ネットワーク部
- そのIPアドレスが属しているネットワークを識別するための部分
- 日常生活で例えるなら...
- 住んでいる都道府県/市区町村のような感じ
ホスト部
- ネットワーク内のコンピューターを識別するための部分
- 日常生活で例えるなら...
- 住んでいる建物名/アパート名/号室みたない感じ
192.168.128.10/24の場合
- 2進数にすると...
- 192.168.128.10 => 11000000.10101000.10000000
- /24 => /00001010
- よって、11000000.10101000.10000000/00001010となる
- /24の場合、左から24bitまでがインターネット部になるので、
- 192.168.128 : ネットワーク部
- .10 : ホスト部