この投稿は ErgoDox Advent Calendar 2016 の 14日目の記事です。
美徳の追求
半年ほど前に話題になったエントリで、エンジニアの美徳として怠惰を追求するというものがありました。
記事では怠け者メガネがフィーチャーされていますが、キーボードがErgoDoxという組み合わせも重要なポイントでした。今回はそうしたセパレート型キーボードとしてのErgoDoxの可能性について追求してみた結果を挙げていきたいと思います。
1. with ゴロ寝デスク
超軽量折りたたみ式【仰向けゴロ寝デスク】 | サンコーオリジナル商品 | サンコーレアモノショップ
怠け者メガネやHMD以外であれば、まあ真っ先に思いつくのはこれですよね。
夢の仰向け作業です。
実践
配置してみるとこんな感じでした。
Pros
- 寝れる
- 両手を床につく姿勢なので大地の安定感を感じる
- 目の前までモニタを持ってこれる
- リモート操作してる感がちょっと面白い
- 外付けキーボードなので、ゴロ寝デスクが安定して使える(商品画像のように直接触れてしまうと使うのは厳しい)
Cons
- 寝てしまう
- 足元のErgoDoxまで手を伸ばすにはゴロ寝デスクの足が邪魔
- 足の内側だと窮屈だし、外側だと腕を開きすぎて自然な姿勢になりにくい
- モニタアーム使ったほうが良さそう
- 寝返りが打てない
- 寝る姿勢で何かするのって意外と疲れる
- 良いポジションをセットアップするのに手間がかかるので出入りがめんどくさい
- 人として終わってる感がある
結果
一度しか使いませんでした。50点
2. スタンディングタイピング
怠惰も飽きたので、アクティブに行きましょう。
100円ショップ工作
買いました。200円。
取り付ける
下部のネジを外して針金でリングを括り付け、カラビナを取り付けられるようにします。
実践スタンディングタイピング
ポケットにカラビナを引っ掛けると、ちょうど手のポジションにキーが来ます。
Pros
- 打てるか打てないかで言えば打てる
Cons
- 分かっていたけど一点でしか支えてないのでもちろんブレる
- コードが邪魔
- 大道芸感
- ディスプレイを目の高さにもってこないと見づらい
- ポケットが傷むのでベルトに引っ掛けたいが、そうすると手の位置に合わない
- 針金部分がしょぼい
- 不審感が強い
結果
無理。2点
でも持ち運びにはちょっと便利になりました。バラけずに指一本でまとまるのが実用的です。
3. カフェスタイル
怠惰まで行かなくても、もうちょいリラックスを追求してしましょう。
自分の足に立て掛ける姿勢です。
Pros
- 腕を下げた自然な位置で打てる
- 沈み込みが深いソファでも作業できる
- ややろくろ回しを描くようなティルト具合が関節にやさしい
- 姿勢の自由度が高い
Cons
- オフィスチェアや一人がけの椅子では幅が狭いのでできない
- 二人掛けソファを専有するので気が引ける
- ディスプレイが遠い
- 不審感が強い
結果
わりとよい。70点
まとめ
- マウスはErgoDoxで操作する前提なので、そこがストレスになる場合がある
- 結局は座ってるのと寝てる状態の中間(135度)くらいが良さそうな感じがする
- 軽量化したい
- 無線化したい
その他番外
ErgoDox椅子
I MacGyvered a floating arms keyboard ("Captain Kirk chair") from my Infinity #ErgoDox @JonUdell @massdrop pic.twitter.com/P3Kw6dP3rp
— Ross Johnson (@rossdjohnson) 2016年3月10日
ErgoDoxは椅子の肘掛けの先のデスクに配置するのが定番かなと思いますが、こちらは椅子自体に置き場を作ってしまったもの。ちょっと肘からの距離が足りない気もしますが、専用椅子というのがガチ感高くていいですね。左右のコードを椅子の下に通して邪魔にならないのも良いです。
関節キーボード
ErgoDoxではないですが、親指も使うタッチパネル用の独自配列ソフトウェアキーボードというものがあり、その配列っぷりが気になってサイトを見てみたら、昔から自作キーボードを作っている方でした。
What's Perky ? - My Handmade Keyboard -
5指を2関節ずつ使って両手で20キーと、ミニマルなキーボードよりもさらに少ないですが、全てがホームポジションというのは面白いのでいろいろと工夫を考えることができそうです。HMDなどと組み合わせれば怠惰の可能性が広がりますね。