ドメイン名の例示ルール
外部に出す資料に本当のURLが入っている場合、存在しないドメイン名に書き換えますが、そのドメイン名は何でも良いわけではなく、決まったルールがあります。
もし、ルール違反の適当なドメイン名を書くと、そのWebサイトに目的外のアクセスが増える問題が発生したり、そのドメインを取得してWebサイトを作る人が現れる可能性があります。
例で使えるドメイン名は取得できないルールになっているので、ルール通りに記述した方が安心です。
ルール(RFC)
ルールでは、例示用ドメイン名 "example.", "example.com.", "example.net.","example.org."
が決まっていて、
www.example.net
のように説明資料中の例に使えるFQDNを作ることができます。
2018年7月時点では、RFC6761(2013年発行)が最新のルールです。
RFC6761 Special-Use Domain Names
https://tools.ietf.org/html/rfc6761
Updates: 1918, 2606 *
よく見かけるRFC2606は以前の版になっています。
ざっと比較したところ例示用ドメイン名"example."が増えていました。
http://www.example.com/ をアクセスすると、ここは Example Domain で、許可なしで文書の例として使って良いと書いてあります。
IPアドレスにも同様なルールがあります。
RFC6890 Special-Purpose IP Address Registries
https://tools.ietf.org/html/rfc6890
Obsoletes: 4773, 5156, 5735, 5736
結論
ドメイン名の例を書く場合は、適当なドメイン名ではなくルール通りに書きましょう。