zabbixのpostfixテンプレートをsolaris10に適用させる
はじめに
githubに公開していただいているzabbix3.0のpostfixテンプレートはlinuxベースのテンプレートなのでsolarisに適用する為の修正箇所を記載します。
(テンプレート)
https://github.com/thecamels/zabbix
Template App Postfix
(zabbixバージョン)
zabbix3.0.3
インポート
[設定]→[テンプレート]
から[インポート]ボタンを選択する。
[ファイルを選択]からTemplate App Postfix.xmlを選択して[インポート]を実行する。
※上書き設定はそのままでもエラーは出ないはず。
configの配置
zabbix_agentd.conf.dに用意してもらっている下記ファイルを、
/etc/zabbix/zabbix_agentd.conf.d/
以下に配置する。
postfix.conf
パラメーターの修正
grepのオプションがlinuxと違うため、そのまま使うとエラーになります。
UserParameter=mailqueue-postfix-queue[*], find /var/spool/postfix/ -type f | grep $1 | grep -v -e "/pid/" -e "/defer/" | wc -l
UserParameter=mailqueue-postfix-queue[*], find /var/spool/postfix/ -type f | grep $1 | egrep -v -e "/pid/" -e "/defer/" | wc -l
solaris標準のgrepには「-e」オプションはありませんでしたー。
替わりにegrepに差し替えます。
postfixのテンプレートにサービス自動起動のチェックアイテムがあります。
linuxならchkconfig(cent6系)ですが、solaris10の場合svcsを使いますので、
cat solaris.conf
UserParameter=chkconfig[*], svcs -a|grep "$1" | cut -d " " -f 1 | grep -c online
というOS用ファイルを準備しておきます。
最後に
これでpostfixのキュー状態の監視が可能となります。
1点注意点としては、/var/spool/postfix/配下はroot権限がないと参照できません。
許されるのであれば、zabbix_agentd.confでAllowRoot=1にしてagentを起動するのがベターです。
以上。