環境
$ grep "PRETTY_NAME" /etc/os-release
PRETTY_NAME="Raspbian GNU/Linux 9 (stretch)"
目的
USBで接続したストレージを自動的にマウントしたい
課題
OS起動する度に、デバイス名「/dev/sd*」が変わってしまう。
そのため、UUIDを指定してマウントする。
手順
- 接続したデバイス名を確認する
- 接続したデバイスのUUIDを確認する
fstabに追記する
接続したデバイス名を確認する
デバイスを接続するとdmesgに表示されるため、それを利用して確認する。
「SCSI」で抽出すれば、簡単に見つけられるはず。
$ dmesg |grep SCSI
[ 0.083049] SCSI subsystem initialized
[ 0.216904] Block layer SCSI generic (bsg) driver version 0.4 loaded (major 251)
[ 0.272965] Loading iSCSI transport class v2.0-870.
[ 5.843078] sd 1:0:0:0: [sda] Attached SCSI removable disk
[ 16.091731] sd 0:0:0:0: [sdb] Attached SCSI disk
[ 16.093804] sd 0:0:0:1: [sdc] Attached SCSI disk
今回の対象はsdb
でした。
接続したデバイスのUUIDを確認する
blkidでUUIDが見れるので、それで確認する。
今回の対象ストレージのパーティションは1つのみなので、/dec/sdb1
と指定した。
$ sudo blkid /dev/sdb1
/dev/sdb1: LABEL="hogehoge" UUID="XXXX-XXXX" TYPE="exfat" PARTUUID="XXXXXXXX-XXXX-XXXX-XXXX-XXXXXXXXXXXX"
欲しい情報である「TYPE」と「PARTUUID」をメモしておく。
fstabに追記する
以下の書式でマウントするようにした。
PARTUUID=<PARTUUID> <DIR> <TYPE> <OPTION> 0 0
以下ざっくりと何を記載するのか補足
設定 | 説明 |
---|---|
<PARTUUID> | blkidで取得したUUID |
<DIR> | マウント先ディレクトリ ディレクトリは先に作成しておくこと。 |
<TYPE> | blkidで取得したTYPE |
<OPTION> | マウント時のオプション |
<OPTION>にはnofail と指定する。 |
|
nofail を指定する理由は、デバイスが接続されてなければ無視したい為。 |
|
(無視しない場合は、デバイスが接続されていなければ、OSが立ち上がらなくなることあり。) |
実際に追記した場合の内容を以下に記載。
PARTUUID=XXXXXXXX-XXXX-XXXX-XXXX-XXXXXXXXXXXX /media/usb1 exfat nofail 0 0
fstabに記録後はmount -a
コマンドで一斉にマウントし、df
コマンドでマウントできたか確認する
実際に入力したコマンドを以下に記載
- マウントされているか確認
$ df|grep /media/usb1
- /etc/fstabをバックアップ
$ sudo cp -p /etc/fstab /etc/fstab.old
- マウント情報を追記
$ sudo vi /etc/fstab
- マウントポイントのディレクトリを作成
$ sudo mkdir /media/usb1
- マウント
$ sudo mount -a
FUSE exfat 1.2.5
- マウントされているか確認
$ df|grep /media/usb1
/dev/sdb1 3907017728 1877196800 2029820928 49% /media/usb1