はじめに
この投稿は、RPAツール「UiPath」で 2021年4月にリリースされる、バージョン「21.4」について、「個人的に」 まとめたものです。
リリースされた情報の量が多く、良く分からないものもありますので、個人的に一部抜粋して紹介します。
(全部紹介できず、すいません )
今回は、前編として「パッと見で分かる」シンプルなものを紹介します。
追記)後編はこちら
目次
今回紹介する内容は下記になります。
# Studio 機能
- Studioの「中身」が変わった
- 32bit ⇒ 64bit
- シングルプロセス ⇒ マルチプロセス
- .Net ⇒ .NET Core/.Net5
- Studioの「見た目」が変わった
- Studioのアイコン
- デザインメニューのボタン
- エラー表示の強化
- プロジェクト設定
- StudioXのアクティビティアイコン
- インストール通知
# アシスタント
- デスクトップにプロセス実行の「ショートカット」を追加できる
- プロセス詳細画面から、実行の「ショートカットキー」を設定できる
- 左側のフォルダリストから、右側の「起動パネル」にドラッグ&ドロップで追加できる
# Automation Ops
- テスト版の一般公開
以下で紹介していきます。
参照元
情報は以下の「UiPath公式リリース」を元にしています。
バージョンの遷移
リリース内容紹介の前に、今回のリリース時期について見ていきます。
年月 | 2019年10月 | 2020年04月 | 2020年10月 | 2021年04月 | 2021年10月 |
---|---|---|---|---|---|
Version | 19.10 | 20.4 | 20.10 | 21.4 | 21.10 |
↑ 現在 ↑ |
4月のリリースはFTS、10月のリリースはLTSです。
- FTS:ファストトラックサポート 。初期版・アップデート多め
- LTS:ロングタームサポート。長期サポート版・アップデート少なめ
2020.4のFTSでは「2020年6月」にフォーラムで日本語版の資料が公開されました。今年も提供されると期待してます。
Studioの「中身」が変わった
今回のリリースで、UiPath Studioのソフトウェア基盤が強化されています。具体的には
- 32bit ⇒ 64bit
- シングルプロセス ⇒ マルチプロセス
- .Net ⇒ .NET Core/.Net5
と中身が変わっています。これは、Studioの高速化安定化を図ったものですが、
将来の「クロスプラットフォームサポート(※1)」を狙ったものでもあり、このサポート計画に関しては、今後数か月以内に発表があるそうです。
遂に「UiPathのRobotがWindows以外の色々なデバイスでも動く日」が来そうです。
※クロスプラットフォームサポート: Windows以外のiOS、Android、Linuxなどでも使用できること
Studioの「見た目」が変わった
画像を見れば一目瞭然、見た目から変更点を追っていきます。
Studioのアイコン
Studioのアイコンが「Ui」から「S」に変わりました。
旧ロゴ | 新ロゴ |
---|---|
デザインメニューのボタン
以下の2つが追加・変更されました。
- 「元に戻す・やり直すボタン」 が追加
- 「未使用の変数を削除」ボタンが「未使用を削除」ボタンに変更
エラー表示の強化
アクティビティの記述エラーが起きている時に、エラーアイコンをクリックするとエラー箇所のプロパティが表示されるようになりました。
プロジェクト設定
プロジェクト設定画面も変わっています。
StudioXのアクティビティアイコン
StudioXでアクティビティアイコンが「アプリケーションの種類」を表すデザインになりました。
旧 | 新 |
---|---|
インストール通知
CE(CommunityEdition)を使用していると、自動で新しいバージョンにアップデートされますが、新バージョンのインストール時に通知がされるようになりました。
アシスタント
UiPathアシスタント(プロセス実行ランチャー)ですが、ショートカットが充実しました。
- 1)デスクトップにプロセス実行の「ショートカット」を追加できる
- 2)プロセス詳細画面から、実行の「ショートカットキー」を設定できる
- 3)左側のフォルダリストから、右側の「起動パネル」にドラッグ&ドロップで追加できる
Automation Ops テスト版の一般公開
「プレビュー版(テスト版」ではありますが、AutomationCloudに「Automation Ops」メニューが追加されました。Studio、Assitantにガバナンスポリシー(使用プロファイルプロファイル)を設定でき、テナント、グループ、およびユーザーレベルでポリシーを展開できます
他にも沢山あります
上記で記載したもの以外にも、追加機能は沢山あります。特に今回は「Office関連のアクティビティ追加」が多く出ていて必見です。
アクティビティ周りは後編で纏めたいと思います。
終わりに
今回は「パッと見で分かる」ものを中心にピックアップして紹介しました。少しでも「バージョン21.4」の理解に役立てば幸いです。
追記)後編でアクティビティについてのリリースを纏めました。
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閲覧ありがとうございました。