はじめに
この投稿は、RPAツール「UiPath」で 2023年6月にリリースされた、バージョン「23.6」Community版について「個人的に」 まとめたものです。
※ 今回追加された機能は次期製品版(v2023.10)のリリースに含まれるはず。
情報ソース
紹介する情報は、以下の「UiPath公式リリース」を元にしています。
目次
今回紹介する内容は下記になります。
# 1)[Studio] バックステージビューのデザイン変更
# 2)[Studio] 「変数の使用」メニューで変数のプロパティにアクセス
# 3)[Studio] 「Windowsプロジェクトへの移行(クロスプラットフォームから)
# 4)[Studio] 「IResources」型のローカルファイルサポート(Windowsプロジェクト)
# 5)[Studio] 未インストールパッケージのアクティビティ検索(Windowsプロジェクト)
# 6)[StudioX] ビルダー展開(Windowsプロジェクト)
# 7)[Activity] 復帰/Return(新アクティビティ)
# 8)[Activity] テキストから日付と時刻を抽出/Extract Date and Time from Text(新アクティビティ)
# 9)[Activity] 日付をテキストとして書式設定/Format Date as Text(新アクティビティ)
# 10)[Activity] 日付を加算または減算/Add or Subtract from Date(新アクティビティ)
# 11)[Activity] 文字列を分解/Split Text(新アクティビティ)
# 12)[Activity] 文字種を変換/Change Case(新アクティビティ)
# 13)[Activity] タイム トリガーアクティビティのデザイン変更
# 14)[Coded automaiton] バグ修正&新機能
# 15)[Assistant] パフォーマンス向上
1)[Studio] バックステージビューのデザイン変更
プロジェクトの作成や開く際の画面が、白を基調にしたデザインに変わりました。
2)[Studio] 「変数の使用」メニューで変数のプロパティにアクセス
変数の使用メニューを押すと、変数の一覧が表示され、内容が確認できるようになりました。
3)[Studio] 「Windowsプロジェクトへの移行(クロスプラットフォームから)
クロスプラットフォーム プロジェクトを Windows プロジェクトに変換できるようになりました。
プロジェクトを右クリックして表示される「Windowsに変換」メニューをクリックすると確認画面が表示されます。
4)[Studio] 「IResources」型のローカルファイルサポート(Windowsプロジェクト)
Windowsプロジェクトのファイル指定するアクティビティで「IResouces」型をサポートしている場合、ファイル選択ダイアログからファイルを指定することで引数を指定できるようになりました。
5)[Studio] 未インストールパッケージのアクティビティ検索(Windowsプロジェクト)
これもWindowsプロジェクト限定ですが、アクティビティ検索で未インストール文もヒットするようになりました。
6)[StudioX] ビルダー展開(Windowsプロジェクト)
StudioXのWindowsプロジェクトで「テキスト ビルダー、数値エディター、条件ビルダー」などを、アイコンクリックで開けるようになりました。
7)[Activity] Return/戻る(新アクティビティ)
要望の多かった「親アクティビティに戻る」アクティビティが追加されました。(Robotバージョン 23.8 以降で使用できます)
8)[Activity] Extract Date and Time from Text(新アクティビティ)
文字列から日付時刻を取り出すアクティビティが追加されました。
9)[Activity] Format Date as Text/(新アクティビティ)
日付日時を指定のフォーマットで文字列化するアクティビティが追加されました。
10)[Activity] Add or Subtract from Date/(新アクティビティ)
11)[Activity] Split Text/文字列を分解(新アクティビティ)
区切り文字を指定して、文字列を分解するアクティビティが追加されました。
12)[Activity] Change Case(新アクティビティ)
13)[Activity] タイム トリガーアクティビティのデザイン変更
次3回分の実行タイミングがプレビューできるようになりました。
14)[Coded automaiton] バグ修正&新機能
以下の改善がされました。
・ドットでオブジェクトリポジトリのセレクターにアクセス出来るようになった
・エラーがある行の右側に赤い線が表示されるようになった
・エラーリストをクリックで該当行がハイライトされるようになった
・右メニューでワークフローからテストケースへの変換が出来るようになった
・画面スクショを取れるようになった
・テストケースをパブリッシュ対象煮含める含め内の選択が可能になった
15)[Assistant] パフォーマンス向上
各種操作でのメモリ使用量が減り、起動時にアニメーションが表示されるようになったことで起動時間が短くなったようです。
終わりに
以上、version 23.8 のアップデートについて書きました。
閲覧ありがとうございました。