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【UiPath】UiRPA(アソシエイト資格試験)を受けてみた

Last updated at Posted at 2021-10-02

UiPathが認定する資格試験「アソシエイト」を受けてみたので、これから受けようかな/そもそもアソシエイトって何?という方のために、メモを残そうと思います。

※ 試験の公平性を守るため、問題の詳細については記載していません。

2023年10月に、UiPath社から発表があり、当記事に記載の「Advanced RPA Developer ・ RPA Associate」は無くなり、新たに「Automation Developer Associate・Automation Developer Professional」という名前になるそうです。
内容も最新の製品に基づいて変わる様子。また認定期限が「永久」から「3年」になります。
日本語版試験は2024年度から案内される予定です。

アソシエイト試験 とは?

正式名称は「UiPath RPA アソシエイト資格試験」です。

UiPath認定資格プログラム | UiPath
image.png

資格プログラムは「2つ」に分かれていて、アソシエイト試験は「UiPathに関わる人の一般知識」を問うのに対し、デベロッパー試験は「より開発者よりの上級知識」を問う内容になっています。
image.png

試験内容は以下のようになっています。

項目 内容
問題数 確か50くらい?
試験時間 90分
問題形式 択一式選択/並び替え
合格ライン 70%以上の正解
受験料 英語版 $150 (税別)/日本語版 ¥16,000 (税別)
受験方法 ピアソンVUE テストセンター、または、オンライン
資格の有効期限 なし

受験後に「合格したか?何%正解したか?分野別の正解率はいくつか?」のレポートが表示されますが、「どの問題を間違えて、正解は何なのか?」を知ることはできません。

初回受験が不合格だった場合、その後 最低 2 週間 (14 日間) は 2 回目の試験を受けることができません。 3 回目以降の受験は、受験の間隔を最低 1 か月間空けないとダメです。 試験料は毎回支払う必要があります。(割引はありません)

試験の対象者について

UiPathのサイトに、試験についてのPdfがあり、以下の説明が記載されています。

UiPath RPA アソシエイト資格試験 v1.0 試験記述文書

<試験概要>
UiPath 認定 RPA アソシエイト (UiRPA) 認定者は、シンプルな RPA ソリューションの設計や開発
を行い、UiPath 自動化プロジェクトにおいて、経験豊富な RPA 開発者が率いる自動化チームの一員
であることが期待されています。
この試験では、UiPath Studio、UiPath Robots、UiPath Orchestrator などの UiPath 製品を使用し、
問題解決、業務分析、シンプルな自動化ソリューションの構築に関する知識とスキルを評価します。

<想定受験者>
• RPA デベロッパー 初心者
• RPA デベロッパー
• ソリューション アーキテクト
• ビジネスアナリスト
• システム管理者
• 大学生、または卒業生
• プリセールス、サービス、サポートなどの役割を担う UiPath 社員、およびパートナー社員

<最低限の受験資格を持つ候補者>
• 約 3-6 か月の、UiPath Studio、UiPath Robot、UiPath Orchestrator などの各種
• UiPath コンポーネントを使用したハンズオン経験
• UiPath アカデミー、UiPath 認定パートナーによる学習コンテンツを修了している

ざっくりいえば
 シンプルなワークフローを開発できるレベルであれば、試験内容は学習済の内容
になります。

出題範囲について

先程のPDFに、試験範囲についても記載されています。

UiPath RPA アソシエイト資格試験 v1.0 試験記述文書

試験を受けると分かりますが、ピンポイントで以下の内容で出題されています。

RPA の基礎
• 自動化できる業務プロセスを特定できる
• ロボットの種類 (Attended ロボットと Unattended ロボット) の説明ができる
• UiPath 製品、主に Studio、Robot、Orchestrator の機能について説明できる

UiPath Studio の概要
• デバッグ機能と使用方法を理解し、説明できる
• パッケージの管理方法を説明し、説明できる
• バージョン管理ソリューションの重要性を理解し、説明できる

変数と引数
• 変数の種類、変数の使用方法、管理方法、および変数スコープに関するベスト プラクティ
スについて説明できる
• 変数の使用と引数の使用用途について説明できる
• 引数パネルでの引数の使用方法、管理方法、および引数の方向を設定する際のベスト プラ
クティスについて説明できる

セレクター
• 動的セレクターと静的セレクター説明し、使用方法をデモンストレーションできる
• 部分セレクターと完全セレクターの使用方法を説明できる
• アンカーを使用する方法とタイミング説明できる
• 信頼性のあるセレクターの使用方法と UI Explorer を使用してセレクターを変更する方法を
説明できる

制御フロー
• 制御フロー アクティビティの使用方法、シーケンスやフローチャートなどのワークフロー
の種類、およびそれらの機能について説明できる
• If、Switch、Break、Parallel、While など、さまざまな制御フローアクティビティを説明
できる
• エラー処理の重要性と実装方法について説明できる

データ操作
• データ操作の重要性と使用方法について説明できる
• データ操作において、文字列操作がどのように使用されるかについて説明できる
• データ操作において、コレクションやデータテーブルがどのように使用されているかを説明
できる

UiPath の自動化概念とあらゆるテクニック
• 電子メールの自動化の使用方法を説明できる
• Excel とデータテーブル関数、およびデータ操作に使用できる Excel アクティビティを説明
および活用できる
• .pdf ファイルからデータを抽出するために使用するアクティビティ (例えば、OCR を使用)
について説明できる

UiPath Orchestrator の概要
• プロセス実行における UiPath Studio、Robot、Orchestrator の関係について説明できる
• UiPath Orchestrator のキューとアセットの使用方法を説明できる
• UiPath Orchestrator にパッケージをパブリッシュする方法を説明できる

設問の内容も全て「上記範囲の基礎的な知識を問うもの」で難しい/ひねくれた設問は無いと思います。

学習方法

無料のオンライン模擬試験もあるので、受けておくと良いです。
個人的には、100点が取れるまで、5回くらいやりました。

コツとして「なぜその回答が正解なのか?他の選択肢はどこかダメなのか?」を全て説明できるように学習すると、理解が進みます。

本番試験では「模擬試験と同じ問題は出ない」のですが、逆のことを聞いてくる設問だったり、視点を変えた質問が出てきます。例えば以下のような感じです。

 模擬試験)一番安定しているセレクタはどれ? 本番試験)一番不安定なセレクタはどれ?
 模擬試験)ARの特徴は何? 本番試験)URの特徴は何?

なので、模擬試験で不正解だったものが、本番試験では正解だったり。

また、一般的な試験と同じで「消去法で正解を絞りこめる」設問が結構あります。
回答後に落ち着いて見直すと、気付きがあるかもしれません。

オンラインでの試験について

オンライン試験を受けたことがない人、ピアソンVUEって何?という人は、下記で予習しておくと、当日焦らずスムーズに進められると思います。

デュアルモニターやステレオ等があるデスクだと、コンセントを抜いた証明する必要があったり、事前準備大変なので、余裕を持ってチェックイン(着席・試験準備)したほうが良いと思います。

証明書について

合格後、UiPath認定マネージャー (CertMetrics) に 5 営業日以内にアップされ、ログイン後のメニュー「Badges」から以下のような証明を表示できます。
image.png

関連記事

UiPath認定資格の記事を他にも書きました。よかったらどうぞ。

終わりに

アソシエイト試験は「基礎知識を問うもの」ですが、受験することで、自分の足りていない知識を学ぶことができると思います。

また、これから受験する方に、何かの参考になれば幸いです。

良ければ「LGTM」をお願いします。 :bow:
閲覧ありがとうございました。

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