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複数プロダクト対応時に大切なこと

Last updated at Posted at 2022-12-16

■はじめに

みなさんは普段仕事をしていて「以前はうまくいったのに今回はうまくいかない」とか「時間が足りない」といった経験はありませんか?
新しいプロダクトを担当するとコミュニケーションをとる相手が変わったり、複数プロダクトを並行して対応すると同じ時間帯にタスクが重なることがあるので、特に発生しやすい問題かと思います。

私自身、既存プロダクトのQA担当と並行して、新規プロダクトのQA担当や、他のメンバーのサポート行うなど、同時に複数プロダクトの対応を行ってきました。
そこで本記事では、それぞれの対応を行うときに気をつけていることをお伝えしていきます。
初級向けとなりますので、どなたでもお読みいただける内容となります。

■新規プロダクト対応で気をつけること

プロダクトを新しく担当したときや、新規メンバーが追加になった際は、ゼロから信頼関係を構築していく必要があります。
ここでは信頼関係構築に大切な3つのポイントをお伝えします。

・約束を守る
1つ目は約束を守ることです。
基本的なことではありますが、提出期限や会議には遅れないように対応しましょう。
ミスがあることはしょうがないことですが、繰り返し約束を破るたびに信頼を失ってしまいます。
また、相手が約束を守らない場合であっても、こちらが約束を守らない理由にはなりません。相手によって対応を変えることなく、信頼を高めていきましょう。

・素早く対応する
2つ目は素早く対応することです。
コミュニケーションでチャットを使用することが多いと思いますが、返事しないまま長時間チャットを放置してしまうことはありませんか?
すぐに対応ができない場合は、「後で対応する」と一報を入れて、対応を進めていると伝えると効果的です。
また、期限が明確に決まっていない場合は、齟齬が無いように期限を決めておきましょう。

・丁寧に対応する
3つ目は丁寧に対応することです。
迅速に対応しても、誤字脱字の多い返答や、間違いだらけの成果物では「この仕事を軽視している」と思われてしまい、信頼は落ちてしまいます。
丁寧に対応することで追加の質問や確認が減りコミュニケーションコストの減少にもつながりますので、忙しいときほど丁寧に対応した方がよいでしょう。
また、相手の求めていることを考えて、新しい方とのコミュニケーションが少しずつスムーズになっていくことで、丁寧な対応の効果が実感できます。

■複数プロダクト並行対応で気をつけること

複数プロダクトを並行して対応するときは、時間管理に気をつけています。新しくタスクが増えたときも同様です。
ここでは時間管理で大切な2つのポイントをお伝えします。

・タスク担当を見直す
1つ目はタスク担当の見直しです。
自分が対応しているタスクを、継続して対応する必要があるかを確認して、タスクの棚卸を行います。
テストリーダーやテスターなど、同じチーム内で担当を変更できないか相談してみましょう。
他のメンバーにとっても新しいことに挑戦するチャンスにもなります。
また、形骸化したタスクを削減するのも効果的です。

・対応する時間帯を見直す
2つ目は対応時間の見直しです。
作業開始・中間・終了報告などは、どのプロダクトでも同じ時間帯に対応する必要があるため、時間によってタスクの重なりが発生してしまいます。
他の人に担当変更が可能な場合は問題ありませんが、担当変更できない場合は、事前に準備等して対応する時間をスライドさせるのが効果的です。
例えば、朝の準備を前日に行い文章を張り付けるだけにしておく、などです。その際は予約投稿を利用するのもよいと思います。
スライドできなかったタスクだけを決まった時間帯に対応し、タスクの対応時間を均等化していきましょう。

■他メンバーのサポートで気をつけること

ここでいうサポートとは具体的に、他のQAメンバーへアドバイスや指摘することを指しております。他メンバーへのサポートでは、相手の立場で考えるように気をつけています。
ここでは他人にアドバイスをするときに大切な2つのポイントをお伝えします。

・考え方を伝える
アドバイスをするときは、なるべく考え方まで伝えるようにしています。
表面的にやることを伝えてうまくいったとしても、「言われた通り対応したらうまくできた」だけでは、本人の経験になりにくいからです。
今後似たようなケースを本人が考えて乗り越えられるようなアドバイスを心がけています。

・過去の経験にこだわらない
アドバイスをする際に、自分の過去経験を参考にすることが多いかと思います。
しかし、常に過去の経験が活きるとは限らず、うまく効果が出ないときもあります。
その場合は、1つの考えに固執せずに、試行錯誤するのが効果的です。

具体例で考えてみます。
チームが何か課題を抱えており、過去の経験から会議開催で解決できると考え、定期会議を設定したが、うまく効果が出なかったとします。
今回のケースでは、解決したい問題に対して本当に会議が効果的かどうかを再検討し、会議以外に対策がないかを模索してみるとよいと思います。

■最後に

今回は新規プロダクト対応、複数プロダクト並行対応、他メンバーのサポート対応、それぞれの対応で私が気をつけていることをお話ししました。
基本的な内容となりましたが、基礎をおろそかにしないことで、様々な状況に柔軟な対応ができるのだと思います。

同じ悩みを抱える方の一助となれば幸いです。

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