Emacs、Vim/Neovim、Visual Studio Code、IntelliJ IdeaをはじめとしたJetBrainsのIDE、開発環境の基盤となるこれらは、いずれもVim流のキーバインドが提供されており、エディタは同じ手触りで操作できるようになっています。
そこで、ふと考えました。
もしエディタ以外の箇所も、同様に統一されたキーバインドで操作できれば、これらをフラットに扱えるのではないか。どれか1つに縛られずに、固執せずに済むかもしれません。
調べたところ、Doom EmacsやSpacemacsのキーバインド体系は他の環境でも提供されていました。
以下はそのまとめになります。
Doom Emacs
Visual Studio Code
VSpaceCodeはVSCodeをSpacemacsのようにする拡張パックです。このプロジェクトでは、他にもいくつかの設定を配布しており、その中の1つにDoom風のキーバインドを実現するものが含まれています。拡張をインストール後、settings.json
に設定を追加することで、Doom風のキーバインドを利用できます。
JetBrains IDE
IdeaVimが必要です。.ideavimrc
にこちらのリポジトリで提供されるファイルをインポートすることでDoomっぽくなります。
Neovim
Luaで書かれた、Neovim専用の設定フレームワークです。
go
モジュール、linter
モジュール、dap
モジュールなど、ある程度まとまった機能をモジュールとして提供しています。ユーザーは、どのモジュールを有効にするかや、モジュールにどのような設定をするかによって、お好みの開発環境を構築できます。まさにNeovim版のDoom Emacsと言えるでしょう。
Spacemacs
Visual Studio Code
先述の、VSCodeをSpacemacsっぽくする拡張パックです。Doom化する場合は設定ファイルに記述を足すという追加の手順が必要でしたが、こちらは拡張をインストールするだけです。
JetBrains IDE
こちらもIdeaVimが必要です。.ideavimrc
にこちらのリポジトリで提供されるファイルをインポートすることでSpacemacs化しようというプロジェクトです。
Vim / Neovim
Vim/Neovim版のSpacemacsです。こちらはVim scriptで書かれており、VimとNeovim両方で利用できます。