unityの改悪
unity なんちゃらfeeのせいで、インストール数を基準にお金を取られるらしいです。
個人開発なのに金取んのかよ!クソッタレ!とお思いの方もいるかもしれません。
実装されるのはまだ先ですが、どうせならこの機会にほかのゲームエンジンに切り替えようという人もいると思います。
そこで、今話題のgodotという完全無料、ossエンジンを実際に試し、徹底レビューしていきます。
godotとは?
特徴
The Godot Engine is a free, all-in-one, cross-platform game engine that makes it easy for you to create 2D and 3D games.
公式ページより引用
無料で2d、3dゲームを作れるマルチプラットフォームなゲームエンジンってことです。
ossで、3.xバージョンではunrealengineのようなVisualScriptingもサポートされていました。(現在はサポートなし、GitHubより3.xのリリースがDL可能)
また、4.xのバージョンでも非公式のソースから自分ビルドすることでVisualscriptを使用出来るようです。
参考:Godot 4.0 will discontinue VisualScript
何ができる?プログラミング言語は?
godotはゲームエンジンなので(当然)、一般的なゲームならばほ作れます(作れないゲームが頭に浮かばなかった)。
このゲームエンジンは、独自の言語「GDscript」を使用してプログラミングします。Python参考に作られているので、pythonを使っている人は早く習得できるかも。
他にGDNativeという機能を使用して他の言語でc++でプログラミングしたり、C#を使うこともできます。C#はGDscriptの約4倍早いそうです。
C#参考:C# の基本
C++参考:GDExtension C++ example
日本語の情報は?サポートは?
公式ドキュメントが(途中までですが)日本語に翻訳されています。3.xのドキュメントだとほぼ翻訳が終わっている感じですが、...まぁdeepl翻訳にかければおkです。ggれば少しですが出てきます。
こちらで質問することもできます。
要求スペック
要求スペックはとても低く、おそらくほとんどのpcで動きます。私の学校のpcでも動きました。(intel Celeronのcpu、メモリ4Gのwin10)
家のメインpc(Ryzen5、win11、メモリ16G)ではue5やunityとは比べ物にならないほど早く動作します。2dの場合は。
3dは使ったことありませんが、おそらく軽いであろうって感じです。
UI
unityやUE5より(僕的に)スタイリッシュです。様々なものでごちゃごちゃしておらず、視認性も良いです。
個人的にはデザインもgodotの方が好きです。
使い勝手
操作性、視認性
前述の通り、抜群です。後発エンジンの強みでもある。。。
ゲームの作りやすさ
ノード(機能、ボタン配置やアニメーションスプライトの描画、物理演算など)を組み合わせてシーンを作り、さらにそのシーンを組み合わせて新しいシーンを作るという方式を取っています。
unityやue5とは若干違う方式で、慣れてる人だと違和感を覚えるかも。。。
拡張性
unityやue5はゲームや3dCGに特化したゲームエンジンだが、godotは特にこれといった特化している部分はないです。
そのため、使い方によっては様々な種類のツールを作ることも出来るので、実際に既に様々なツールが開発されています。
描画システム
Openglを使用しています。
2dグラフィックには2dのシステムで描画しているため、unityと違い、3d空間上に板ポリを描画する擬似2dではないです。
そのため、このエンジンで作られた2dゲームはunityで作られたものより非常に軽いです。
ゲームエンジンのインストール、できたゲームのビルド
エンジン
godotのインストールはとても簡単で、公式サイトからダウンロードしたzipを好きなところに解凍するだけで良いのです。。
過去のバージョンもGitHubのreleasesからダウンロード出来ます。
中身はふたつのファイルで、エンジン本体とログ出力用だと思われるコンソールアプリです。
サイズも非常に軽量で、非常に扱いやすいです。
ゲームのビルド
godotでは、Android、IOS、windows、linux、MAC、UWP(Xbox)、HTML5向けにビルドすることが出来ます。
参考:プロジェクトのエクスポート
終わりに
godotは無料とは思えないほど高機能で素晴らしいゲームエンジンです。公式ドキュメントもサポートも充実しているので、使ってみてはいかがでしょうか。
今後私もgodotに関する記事をupしていこうと思うので、もし良ければフォローお願いします。