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制約があるエンジニアこそアウトプットをしていくべき

Last updated at Posted at 2023-02-03

アジャイル開発が主流の世の中、
アウトプットに重きを置かない開発が今のベターなのかなと肌感として感じている今日この頃です。

ただ、そんな中でも「何かしらの制約があるエンジニア」にとってはアウトプットは自分を守る上でも他のメンバーにとっても必要なんじゃないかなと個人的には思っています。

今回はその「なんで必要なの?」みたいなところを「制約があるエンジニア」の1個人の意見でつらつら書き留めていこうと思います。

制約のあるエンジニアとは?

本題に入る前に、この記事でいう「制約がある」とはそもそもどういうことを指すのかをご説明します。
具体的には下記のようなエンジニアを今回「制約がある」と仮定して話を進めていこうと思います。

  1. 地方在住&フルリモートで開発をしている人
  2. 子供がいる・介護をする必要がある・家庭があるなど自分以外の要因で開発のみに集中できない人
  3. 病気などで思うような時間が取れない、とってはいけない人

きっと一定数組織に存在する人かなと思います。
この記事を書いている私も「1」「2」に当てはまる「 制約のあるエンジニア 」かなと思っています。
もちろん制約があるから開発に対して甘えが出ているとかではなく、正直しょうがないかなと思う部分になるので「そんなことで甘えた記事書くんじゃねえ」みたいな人は回れ右していただきたいです。

なんで制約のあるエンジニアはアウトプットする必要があるのか

いよいよ本題です。
制約のある人ほどなんでアウトプットする必要があるのか。
実はすごい難しい話ではないかなと思っています。

「制約があるんだからアウトプットしている余裕ないんじゃない?」
「アウトプットしている余裕があったら開発少しでも進めたほうが自分のためでは?」

はい。5年前までの私の意見です(笑)
正直環境によってはいまだにこの意見は私のなかに残り続けています。

そして最近私の中で出た結論として
制約がある人がアウトプットするべき環境とそうではない環境があるなと思いました。
具体的にはこんな感じ

アウトプットしていくべき環境

  1. メンバーに「制約のある人」がいる
  2. 全体的にスキルが未熟で「制約のある人」に頼ることが多い
  3. クライアントの意見・仕様がコロコロ変わる
  4. 組織内でプロジェクトメンバーの移動が頻発している

アウトプットしなくてもいい環境

  1. 制約のある人がいない
  2. 全体的にメンバーのスキルが高く、キャッチアップ能力が高い
  3. クライアントから提示された仕様が確定されていて仕様変更があまりない
  4. プロジェクトの移動があまりない(基本メンバーは固定)

何が言いたいかというと「アウトプットする」行為はプロジェクト全体のためであるようで、
実は制約のある人自身のためにしていくことなんじゃないかなと思っています。

「制約がある人」って絶対何かの要因で開発に入れない時間があったり、
物理的にいけないことが多々あるなと思っていて、
そんな時に「その人しかわからないから聞く&やってもらうしかない」みたいな状況が生まれてしまうと
「制約のある人」自身またはその家族がしんどい思いするんですよね。
だからその人しかできないことを少しでも減らしてみんなでできることにするために
アウトプットって必要なんじゃないかなと思っています。

もちろんエビデンスとしても使えるし、ないよりあった方がいいことが多いのも事実ですしね。

結論

アウトプットは人のためじゃなくて自分のためにやろう。

以上!

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