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【Quicksight】 パラメータを使用するフィルターのコントロールを追加する方法

Last updated at Posted at 2025-06-27

はじめに

Amazon QuickSight でパラメータを使用するフィルター1のコントロールを追加しようとしてできずに困ったことはありませんか?
そんなときには、フィルターが使用するパラメータ側のコントロールを追加することで代替可能ですので紹介します。

問題

パラメータを使用するフィルターは「コントロールを追加」できない

QuickSight の「分析」環境でフィルターを作成した場合、フィルターのコントロールをシート上部に追加できます。

スクリーンショット 2025-06-26 151328 - コピー.png

ただし、パラメータを使用するフィルターのコントロールを追加することはできません。2
以下は「分析」環境でパラメータを使用するフィルターのオプション(右側にある 3 つのドット)を選択した画面です。コントロールが追加できる場合はこちらに「コントロールを追加する」という選択肢が表示されています。

スクリーンショット 2025-06-26 165129.png

結論

解決策として、フィルターが使用するパラメータのコントロールを追加することが可能です。こちらについて解説していきます。

検証用リソースの作成

売り上げ情報のサンプルデータを用いてテーブル形式のビジュアル持つシートを作成します。
スクリーンショット 2025-06-26 152615.png

選択した「店舗名称」を保持するパラメータ「StoreName」を作成します。
スクリーンショット 2025-06-26 152332.png

「店舗名称」のフィルターを2種類作成します。1つはパラメータ「StoreName」を使用するカスタムフィルター、もう1つはシンプルなフィルターです。
スクリーンショット 2025-06-26 152445.png

パラメータ「StoreName」を使用するカスタムフィルターは、以下のように「パラメータを使用」にチェック、使用するパラメータを選択して設定します。
スクリーンショット 2025-06-26 153126.png

この時点では以下のビジュアルとなります。コントロールのエリア自体が存在せず、テーブルが表示されているだけの状態です。
スクリーンショット 2025-06-26 155738.png

「コントロールを追加」操作の検証

まず、シンプルなフィルターは「コントロールを追加」のボタンが表示されます。こちらでフィルターのコントロールを追加することが可能です。
スクリーンショット 2025-06-26 160937.png

一方で、パラメータを使用するフィルターの場合、同じように追加しようとしても「コントロールを追加」のボタンが存在しません。
スクリーンショット 2025-06-26 161234.png


今回の検証用リソースでは考慮していませんが、「フィルターアクション」や「ナビゲーションアクション」を利用するために、パラメータを使用するフィルターを設定する場合があるかと思います。
そのような場合は、フィルターが使用するパラメータを直接コントロールを追加することが可能です。

スクリーンショット 2025-06-26 161345.png

「コントロールを追加」を押下した後は、「スタイル」等のオプションを設定して「追加」を押下します。
スクリーンショット 2025-06-26 161554.png

コントロールを追加できました。
スクリーンショット 2025-06-26 161657.png

これにより、ダッシュボード上でパラメータを使用するフィルターを設定することが可能になります。
スクリーンショット 2025-06-26 161844.png

まとめ

パラメータを使用するフィルターはコントロールを追加できませんが、パラメータ自体のコントロールを追加することで対応可能です。
Quicksight ダッシュボードの実装にあたっては、本件のような細かい仕様を組み合わせていく必要があると思います。ダッシュボードのユーザビリティ向上の一助となれば幸いです。

  1. 「コントロール」とは、ダッシュボードの閲覧者が、ドロップダウンリストやテキスト入力欄などのUIを使って、表示するデータの絞り込み条件を変更できるようにする機能です。参考資料

  2. パラメータを使用するフィルターとは、Quicksightの「分析」環境において、作成したパラメータをフィルターに紐付けたものです。これにより、ユーザーは選択したパラメータの値に基づいてデータをフィルタリングできます。参考資料

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