まえがき
これはあくまで個人の意見であり、理想的なものとして捉えてください。
自分自身もすべてを実践できているわけではありません。
また、チームの規模や状況によっては実践が難しい場合もあるかと思います。
しかし、少しでも参考になる点があれば試験的に導入していただければ幸いです!
チーム開発で大切にしたいコミュニケーション
それでは、過去の経験から「これをしておけばよかった」と思うコミュニケーション方法をご紹介します。
「報連相」の期待値すり合わせ
まずは「報連相」についてです。
これは社会人なら誰もが知っている基本的な概念ですが、その具体的な運用方法は人によって異なります。
例えば、以下のような点で期待値がズレることがあります:
- 報告のタイミング:どの程度の段階でアラートを発するべきか
- 報告の頻度:定期的な報告が必要か、必要なときにだけ報告するか
- 詳細さ:報告内容はどの程度詳細にすべきか
これらの期待値がズレると問題が発生すると考えています。
そのため、チーム内で「報連相」の期待値をすり合わせることが重要でしょう。
個人的には特別な報告事項がなくても、
デイリーミーティングを設定し少しでも全員が話す機会を作ることをお勧めします。
「お互いに話をする」という心理的ハードルを少しでも下げるためです。
後述しますが、アイスブレイクを加えるとより効果的です。
進捗報告
こちらは「報連相」に含まれるものですが、特に重要だと思うため紹介します。
進捗報告では以下の点を確認する必要があります:
- 前回の報告からの進み具合
- ゴールに対しての現在地
タスクには必ずスタートとゴールがあり、そこに期日という時間の制限が加わります。
そのため、適切な進捗管理をするためには現在の速度と現在地を把握するのが不可欠です。
例えばですが、次のようなフォーマットを使用すると効果的だと思います:
- 進捗状況:前回の報告からどれだけ進んだか
- 現在地:目標に対して現在どの位置にいるか
- 次のステップ:今後取り組むべきタスク
テキストコミュニケーション
オフィス出社へ回帰する動きもありますが、リモートワークが一般的になったことでテキストコミュニケーションの重要性は一層増していると思います。
対面であれば身振り手振りやちょっとしたニュアンスの違いなどは伝えやすかったですが、
テキストコミュニケーションにおいては拾える情報はテキストだけになります。
何度もやり取りがあるとお互いにストレスですし、時間の浪費となります。
そのため、以下の点に注意して効果的なテキストコミュニケーションを心掛けましょう:
- 明確で簡潔なメッセージ:要点を絞ってわかりやすく伝える。構造化をする
- 適切なツールの活用:必ずしもテキストだけで完結させる必要はありません。適宜スライドや図などを用いてテキストの補足をしましょう
特に質問についてはこちらの記事がお勧めです。
質問者はもちろん、回答者が意識すべき点についても述べられています。
ユビキタス言語の策定
こちらは以下の記事を見て自分なりに取り入れたいなと思ったものです。
チーム内での言語使用を統一することで、ビジネス理解が進みプロダクト開発の効率化が望めると思います。
また、認識齟齬が減り手戻りなどのリスク軽減にも繋がるでしょう。
詳細の取り組みは記事内でよくまとめられていますので、ぜひ参考にしてください。
根拠のない数値化をやめる
進捗状況を「80%完了」などといった個人の感覚で表現することはリスキーです。
根拠があればいいですが、今まで経験したものは大体が根拠のないものでした。
もしこのような報告があった場合は、次のような具体的な質問を行うと効果的です:
- 期日までにタスクが完了しそうか
- 具体的な障害や課題があるか
これにより、実際の状況を正確に把握することができます。
アイスブレイク
個人的にはアイスブレイクの有無は非常に大きいと感じています。
リモートワークが増えた状況では、相手から得られる情報が限りなく少なくなります。
また、チームメンバーと「話す」ということのハードルすら上がる可能性もあると考えています。
そのような状況ではプロジェクトに影響を与える予兆をキャッチすることはできません。
短い雑談として2〜3分の軽い話題でリラックスする時間を設けましょう。
これにより、チームメンバー同士の理解が深まり、より良い協力関係が築けます。
アイスブレイクを積極的に取り入れ、コミュニケーションの質を向上させましょう!
最後に
最後まで読んでいただきありがとうございました。
もし他に工夫されているコミュニケーションの方法などあればぜひコメントなどでシェアいただけますと幸いです!
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