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【無料でできる!】MTGの議事録を生成AIを使って実装するやり方

Last updated at Posted at 2025-06-11

この記事では、AI議事録ツールを作ってみる。
↓のブログで画像付きで解説しているので是非!
https://life-asst.com/?p=458

今回の構築方法の概要

今回の構築方法でできることは以下の通り。

  1. 会議の録音データを用意する。
  2. その録音データをGoogleDriveにアップする。
  3. GoogleColaboratory上でOpenAIのWhisperを使って文字起こしをする。
  4. 文字起こしされたテキストをGoogle AI StudioでGemini 2.5 proに渡して議事録化する。

今回の手法だと、無料で議事録作成をAIに任せることができる。

また、実際にこの方法で議事録を作成しているんだけど、1時間を超えるMTGも問題なく議事録化できるのでおすすめ。

実際の構築方法

まずは録音データを用意する

会議やMTGを録音した音声データを用意する。

今回はダミーデータとして以下のサイトにあるアナウンス音声を使用する。
https://choimitena.com/Audio/Sample

GoogleDrive上で環境を構築

Googleドライブで「マイドライブ>YouTube_test」の中にこんな感じでファイルを作っていく。

マイドライブ/
└── YouTube_test/
    ├── 録音データ/
    │   └── sampleTokyo.wav
    └── Untitled0.ipynb
  • ipynbっていうのが、GoogleColaboratoryのファイルになっている。
  • 録音データの中には録音した音声ファイルを入れる。

Google Colaboratory上でPythonコードを書いていく

ファイルを開いたらPythonのコードを記述していく。

まず、1個目のコードブロックに以下を追加。

テキスト_string = "sampleTokyo.wav"

その次に、GoogleDriveとGoogleColaboratoryを繋げる

# google driveにアクセスして動画ファイルを取得
import os
from google.colab import drive
drive.mount('/content/drive')

GitHubで公開されているWhisperのソースコードを利用する
https://github.com/openai/whisper

!pip install git+https://github.com/openai/whisper.git

ここまでできたら、いよいよWhisperを実行する。実は3行のコードでWhisperを実行できる。

import whisper
# 以下の部分は、ご自身のファイル構造と一致するように変更する。
path_video = "/content/drive/MyDrive/YouTube_test/録音データ/"+テキスト_string

model = whisper.load_model("medium")
result = model.transcribe(path_video)
print(result["text"])

これだけでさらに、プロンプトを自動生成するためのPythonコードを追加していく

import os

# ① ヘッダー文を用意
header = """以下のメモをの要点をまとめてほしい
・会議の内容
・内容は全体をさらってほしい
・何が話されているかだけではなく、どのような結論になったかがわかるように記述してほしい
・わかりやすい文章を心がけてほしい
"""

# ② ヘッダーと文字起こし結果を連結
full_text = f"{header}\n{result['text']}"

# ③ ファイルに保存
def save_text_to_file(text: str, folder_path: str, file_name: str) -> str:
    os.makedirs(folder_path, exist_ok=True)
    file_path = os.path.join(folder_path, file_name)
    with open(file_path, "w", encoding="utf-8") as fp:
        fp.write(text)
    print(f"✅ Saved to: {file_path}")
    return file_path

# 実行用のコード
save_text_to_file(
    text=full_text,
    folder_path="/content/output",  # 好きなパスに変更
    file_name="sample.txt"          # 好きなファイル名に変更
)

これを実行してから、左側のフォルダマークを押すと、Outputというフォルダが出てきて、「プロンプト+文字起こし」のテキストファイルが格納される。

以下のメモをの要点をまとめてほしい
・会議の内容
・内容は全体をさらってほしい
・何が話されているかだけではなく、どのような結論になったかがわかるように記述してほしい
・わかりやすい文章を心がけてほしい

朝野ともみです。今日の東京株式市場で日経平均株価は小幅俗進となっています。終り値は昨日に比べ22円72千高の11,088円58銭でした。当初一部の値上がり名柄数は1,146、対して値下がりは368、変わらずは104名柄となっています。ここでプレゼントのお知らせです。この番組では毎月発行のマンスリーレポート4月号を抽選で10名様にプレゼントいたします。お申し込みはお電話で東京030107-8373、030107-8373まで。以上番組からのお知らせでした。

完成したテキストデータをGemini 2.5 proに渡す=完成!

さっきの行程で作成したテキストをGemini 2.5 proに渡して議事録化する。

なんでこのモデルを使うのかというと、読み取れる文章量が非常に多いから。

なんと、このモデルをGoogle AI Studioからなら無料で使える。
https://aistudio.google.com/

まとめ

今回は無料で音声データから議事録を作成する方法を紹介した。
自分に合ったやり方を見つけるとAIで議事録を作るのは結構クセになるので、ぜひ試してみてほしい。

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