はじめに
先日、AWS認定資格の最難関と言われるAWS SAP(AWS Certified Solutions Architect - Professional)に一発合格したので、個人的に効率的だと思う勉強方法を纏めてみます。
これからSAPの勉強をしようと思っている方に向けて、この記事が少しでも参考になれば幸いです。
勉強方法
本記事は前提として、SAAを取得している方向けとなります。取得していない方は、まずは必ずSAAから取得するようにしましょう。
①AWS SAPの模擬試験を受験する
最初にAWS SAPの模擬試験問題を受験しましょう。
資格試験の鉄則は、初めに模擬試験や過去問を解いて試験のレベル感を知ることです。問題をいきなり解くことは中々ハードルが高いですが、こちらの模擬試験は問題数が20問程度と少なめなので、そこまで負担なく取り組めるかと思います。
以下の記事を参考にして、登録・受験を行いましょう。
②参考書の巻末問題集を解く
現在出版されているSAPの日本語参考書は以下の2つです。これのどちらか(出来れば両方)を購入しましょう。
参考書なので各AWSサービスを詳細に説明したテキストが載っているのですが、だいぶ分厚いテキストとなっていますので、最初から全部読み進めるのはお勧めしません。(とても時間がかかり、途中で挫折する可能性大だからです)
なので巻末の問題集から解き進めましょう。どちらの参考書の問題集も、かなり実戦に近い形式となっています。解き終わった後はじっくりと時間をかけて解説を読みながら解き直しを行いましょう。(最初は解答を読みながら解くでも問題ないです)
その上で解説を読んでも理解が不十分な箇所が出てきたら、そのサービスについて書かれている章に絞ってテキストを読めばと良いと思います。
こちらの問題集を3周ほど解くことで、試験に必要な知識の殆どが身につくかと思います。
③コンソールを動かして設定方法を確認する
問題集のみだと、解答を読んで無理やり納得してしまいがちなので、学んだサービスの設定方法について実際にコンソールを動かして操作してみましょう。
とはいえ、一つ一つ構築しようとすると時間がかかったり、変なところで料金が発生したりする可能性があるので、実際に構築はせずともコンソールを操作してみて、「ここを操作すれば解答に書いてある設定が出来るんだな~」と確認することが大事かと思います。
(例)「S3のオブジェクトロックってどうやって設定するんだろう?」→ S3のコンソールにアクセスしてみる → バケットを作成ボタン押す → 詳細設定の項目にオブジェクトロックの有効化/無効化のラジオボタンがある → 「なるほど、ここを有効化にすればオブジェクトロックが有効になるんだな~」
☝みたいな感じです。
設定の途中でキャンセルボタンを押せば、料金は発生しません。私はこれで実際に構築するときのイメージを掴むことが出来るようになりました。
④ハンズオンやチュートリアルを活用する
こちらは必須ではないのですが、問題集ばかり解いていると途中で飽きる時期が来ます。(私自身そうでした 笑)
やはりAWSは実際に動かしてみてナンボなので、息抜きの意味合いも兼ねて公式のハンズオンやチュートリアルを活用してサービスを動かしてみましょう。(問題集を解いたときに、自分の理解が甘いサービスのハンズオンをやってみると良いと思います)
さいごに
今回はAWS SAPの勉強方法について纏めてみました。
AWSの問題集では他にkoiwa clubがあるのですが、模擬試験や参考書の巻末問題集をじっくり時間をかけて深く理解できるレベルまで引き上げることが出来れば、十分に合格できるように思います。
とはいえやはり試験範囲が広く内容も難しいので、短期集中ではなく毎日コツコツと勉強して頭に馴染ませることが何よりも大事かと思います。
SAPに合格することでSAAよりも遥かに高度な知識が身に付きますので、興味がある方は是非ともチャレンジしてみてはいかがでしょうか!