きっかけ
社内で使用するアプリを作りたいが、コードを書くのは面倒臭いなぁ、
と思いながらスプレッドシートのメニューバーを見ていたら、AppSheetの存在に気づいた。
まずは個人で使用するアプリを作りながら、AppSheetを勉強することに。
AppSheetとは
ノーコード開発プラットフォームで、スプレッドシートなどの
クラウドのデータソースを使用して、ウェブアプリケーションを作成できる。
実燃費計算について
普段バイクで通勤しているが、実燃費は自分で計算しなければ把握できず、
スプレッドシートで管理している。
給油するタイミングで、その時点の走行距離と給油量を入力したら燃費が計算される。
※計算式は( 走行距離 - 前回走行距離 ) / 給油量
としている。
※初回の給油は、給油口が狭く見づらかったため、こぼした。
作成する上でのポイント
- 前回走行距離の取得
- 燃費の計算
これらを解決できれば何とかなる!
前回走行距離の取得
スプレッドシートなら1つ上のセルを参照すれば良いが、DBとして考えるとそうはいかない。
SQLならこのようなイメージ
select
main.走行距離
from
実燃費tbl main
where
main.給油日 = (
select
max(sub.給油日)
from
実燃費tbl sub
)
AppSheetでは、Data -> Columnsに「Add Virtual Column」というものがあり、
式を設定した仮想列を追加できる。
Examplesを見てみると、MAX関数があり、引数はListになっている。
また、テーブル名[カラム名]
の記述でListを取得できるようなので、
組み合わせて、MAX(実燃費[走行距離])
とした。
式の妥当性を検証してくれるのは助かる。
燃費の計算
カラム名
で入力中の値を取得できるようなので、
([走行距離]-[前回走行距離])/[給油量]
とした。
検証
一通りできたので、実際に入力して検証してみる。
走行距離と給油量を入力すると、燃費が自動的に計算される。
また、この状態でSaveを押すと、しばらくしてスプレッドシートにも反映される。
※分かりやすくするため、セルを塗りつぶしています。
さいごに
AppSheetで簡単にアプリを作成できる!
ガソリンはこぼさないように注意!