私は React Native の開発に Node.js (以下、Node) を利用しています。言葉通り、Node はリリースではなく開発中にしか利用しないので、Node のバージョンは開発環境で動けば良いだけなんです(バージョンが重要な方は御免なさい)。
さて、Node のバージョン管理と言えば、nodenv
をインストールして、プロジェクトごとに node-version
を設定する方が多いのではないでしょうか。私もこのパターンです。
18.14.0
私が面倒だなと思うことは、不具合などで Node のバージョンを挙げた際に node-version
を更新する PR を出さないといけない、別マシンで開発環境を構築した際に Node のバージョンを揃えなければならない。Node のバージョンは私には重要ではないのに!(バージョンが重要な方には本当に御免なさい)
エイリアスを設定する
上記問題の解決方法はあります。nodenv
が公開している nodenv-aliases
を利用して、エイリアスを作成します。
手順は簡単で、すでに nodenv
が導入済みなら1行で終わります。
git clone https://github.com/nodenv/nodenv-aliases.git $(nodenv root)/plugins/nodenv-aliases
インストール後に alias
を実行するとエイリアスが作成されます。例えば、私の環境では 18
とだけを指定すれば、実際にインストールされている 18.14.0
が選択されます。また、細かいエイリアス設定はあるので、詳しくは nodenv-aliases
の README を参考にください。
% nodenv alias --auto
16 => 16.13.0
18 => 18.14.0
16.13 => 16.13.0
18.14 => 18.14.0
エイリアス後の node-version
私の開発プロジェクトでは以下のように node-version
はメジャーバージョンだけを指定しています。
18
そして、エイリアスにより 18.14.0
が選択されています。
% nodenv versions
16
16.13
16.13.0
* 18 => 18.14.0 (set by /Users/mitsuharu/projects/hogehoge/.node-version)
18.14
18.14.0
仮にこのバージョンに不具合があっても、開発環境の Node をアップデートするだけで済みまし、他の開発環境はとりあえずメジャーバージョンさえ揃っていれば開発ができます。楽です!
まとめ
私のようなズボラで node-version
の管理を楽したい人には、nodenv-aliases
はおすすめです。是非、楽して開発しましょう。