textファイルの(A)〜(B)までの文字列を抜き出す

はじめに

この記事は
あるフォルダ(Fフォルダ)の中に入っているtextファイルの文字列(A)〜(B)までを書き出すTooLを作成するものです。

使用例

・NW機器のコマンド出力一覧からあるコマンド結果のみを書き出す
・テキストの一覧から必要部分だけを書き出す。

挙動

例）
Fフォルダ
	└TEST1.log
	└TEST2.log
	└TEST3.log
	└TEST4.log

このToolで全ての.logファイルの
文字列(A)〜(B)までを抜き出して、afterフォルダ内にコピーを作る


Fフォルダ
	└TEST1.log
	└TEST2.log
	└TEST3.log
	└TEST4.log
    	└after
        	└TEST1.log
        	└TEST2.log
        	└TEST3.log
            └TEST4.log
            ※文字列(A)〜(B)までを抽出したファイルが出来る。

準備物

・Python実行環境

・エディタ

1.必要データを確認する

■必要データ
　FフォルダPath 　　= 例）[ForderPath]
　ファイル拡張子　　= ".log"
　開始位置　文字列(A) =　[#show run]
　終了位置　文字列(B) = [end]

2.以下コードにデータを入力する

import os

# フォルダの指定
input_folder = r"(FフォルダPath)"
after_folder = os.path.join(input_folder, "after")

# "after"フォルダを作成
os.makedirs(after_folder, exist_ok=True)

# .txtファイルを処理
for file_name in os.listdir(input_folder):
   if file_name.endswith(".log"):
       input_file_path = os.path.join(input_folder, file_name)
       output_file_path = os.path.join(after_folder, file_name)
       print(input_file_path)
       
       with open(input_file_path, "r", encoding="utf-8") as f:
           lines = f.readlines()
           
       
       # "#show run" から "end" までを抽出
       extracting = False
       show_run_cp = []
       for line in lines:
           if "#show run" in line:
               extracting = True
           if extracting:
               show_run_cp.append(line)
           if line.strip() == "end":
               break
       
       # 抽出した内容を新しい.txtに書き込み
       with open(output_file_path, "w", encoding="utf-8") as f:
           f.writelines(show_run_cp)

print("処理が完了しました。")

データを入力したら、Pythonファイルとして保存する、今回は「00_remake.py」とする。

※文字列(A)〜(B)について

詳しくは、lines というリスト内の行を順に処理し、文字列(A)を含む行が見つかったら、その行以降を show_run_cp に追加し、文字列(B) のみの行が出てきたら処理を終了する

3.処理の実行

00_remake.pyをエディタで開き実行する。

afterフォルダが自動作成され、その中に文字列(A)〜(B)のコピーを抽出したTextファイルが作成される。

これで完了です！お疲れ様でした。