Python_datetimeライブラリで使用頻度が高い標準メソッド10選

Python_datetimeライブラリで使用頻度が高い標準メソッド10選

• 用途: 日付や時間の操作、計算、フォーマット。
• 例: datetime.now, datetime.timedelta, datetime.strptime。

from datetime import datetime, timedelta, timezone

使用率が高いメソッド10選

1. datetime.now(): 現在の日付と時刻を取得します。

   now = datetime.now()
   print(now)
   

2. datetime.today(): 現在の日付と時刻を取得します（now()とほぼ同じ）。

   today = datetime.today()
   print(today)
   

3. datetime.strptime(date_string, format): 文字列を指定したフォーマットでdatetimeオブジェクトに変換します。

   date = datetime.strptime("2023-12-28", "%Y-%m-%d")
   print(date)
   

4. datetime.strftime(format): datetimeオブジェクトを指定したフォーマットの文字列に変換します。

   now = datetime.now()
   formatted_date = now.strftime("%Y/%m/%d %H:%M:%S")
   print(formatted_date)
   

5. datetime.date(): datetimeオブジェクトから日付部分を取得します。

   now = datetime.now()
   print(now.date())
   

6. datetime.time(): datetimeオブジェクトから時刻部分を取得します。

   now = datetime.now()
   print(now.time())
   

7. timedelta(days=0, seconds=0, ...): 時間差を表すオブジェクトを作成します。

   delta = timedelta(days=7)
   print(datetime.now() + delta)
   

8. datetime.timestamp(): datetimeオブジェクトをタイムスタンプ（エポック秒）に変換します。

   now = datetime.now()
   print(now.timestamp())
   

9. datetime.utcfromtimestamp(timestamp): タイムスタンプからUTC日時を生成します。

   utc_time = datetime.utcfromtimestamp(1672531200)
   print(utc_time)
   

10. datetime.replace(**kwargs): 指定した値でdatetimeオブジェクトを置き換えます。

    now = datetime.now()
    new_time = now.replace(hour=20, minute=0)
    print(new_time)
    

    ↓datetimeのフォーマット各種はこちらから↓

🔳用語説明

エポック秒とは

エポック秒（Epoch Time）は、コンピュータで日時を扱う際によく使われる方法の一つで、「1970年1月1日00時00分00秒（UTC）」 を基準とし、その時刻からの経過秒数を整数値で表したものです。この基準点は「UNIXエポック」と呼ばれています。

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エポック秒の特徴

• 基準時刻: 1970年1月1日00:00:00 UTC（協定世界時）。
• 整数表現: 小数部を持たず、時刻を「経過秒数」としてシンプルに扱える。
• タイムゾーン: エポック秒はUTCを基準としており、タイムゾーンの違いを補正しないとローカル時刻との差異が発生します。

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エポック秒の例

以下に具体的な例を挙げます。

エポック秒	対応する日時 (UTC)
0	1970-01-01 00:00:00
86400	1970-01-02 00:00:00
1672531200	2023-01-01 00:00:00

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エポック秒をPythonで扱う方法

エポック秒を日時に変換するには、Pythonのdatetimeモジュールを使用します。

例: エポック秒を日時に変換（UTC）

from datetime import datetime, timezone

# エポック秒
timestamp = 1672531200

# UTCで日時を取得
utc_time = datetime.fromtimestamp(timestamp, tz=timezone.utc)
print(utc_time)

出力:

2023-01-01 00:00:00+00:00

例: エポック秒をローカル時刻に変換

from datetime import datetime

# エポック秒
timestamp = 1672531200

# ローカルタイムで日時を取得
local_time = datetime.fromtimestamp(timestamp)
print(local_time)

出力例（日本時間の場合）：

2023-01-01 09:00:00

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注意点

1. エポック秒はタイムゾーン情報を含まないため、ローカル時間を正確に計算するにはタイムゾーンの考慮が必要です。
2. UNIXエポック（1970年以前）や非常に未来の時刻では、互換性の問題が発生する場合があります。

これを意識すると、エポック秒を安全かつ効率的に活用できます！