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WSL-Ubuntu22.04を用いて通信シュミレーション

Last updated at Posted at 2025-01-21

WSLのつかいかた

環境セットアップ

Windows PowerShellを起動する。

wsl --install Ubuntu22.04

続いてインストールしたUbuntu22.04をデフォルトに設定する

wsl --set-default Ubuntu-20.04

Ubuntu-20.04を起動

通信シュミレーションに用いるソフトの準備

今回はシュミレーションソフトとしてNS-3を使用する。

また、5Gのシュミレーションとして5G-LENAを導入する。

必要ライブラリ等の準備を行う。
Ubuntu22.04にて以下コマンドを実行

sudo apt update
sudo apt upgrade

アップデート終了後ライブラリのインストールを行う。

sudo apt-get install libc6-dev
sudo apt install sqlite sqlite3 libsqlite3-dev
sudo apt install libeigen3-dev

次に、Pythonの開発環境管理用ソフトウェアをインストールする。

sudo apt install python3.10-venv
python3 -m venv ./myenv
source ./myenv/bin/activate

myenvという名前の環境を構築し、有効化する。

つぎに、ライブラリ管理用ソフトウェアであるPIPをインストールする。

sudo apt install python-pip

計算用ライブラリであるnumpyをインストールする。

pip install numpy torch

以上で必須ライブラリの準備を終え、NS-3のインストールを行う。
以下コマンドでGit Hub上からクローンする。

git clone https://gitlab.com/nsnam/ns-3-dev.git

ns-3-devというディレクトリに移動する。

cd ns-3-dev
git checkout -b ns-3.42 ns-3.42

ここまででNS3のインストール作業を終了する。
次に、インストールが成功しているか確認し、テストする。

./ns3 configure --enable-examples --enable-tests
./test.py

contribのディレクトリに移動し、5GNRモジュールのインストールを行う。

cd contrib
git clone https://gitlab.com/cttc-lena/nr.git
cd nr
git checkout -b 5g-lena-v3.3.y origin/5g-lena-v3.3.y

ここまでで5GNRモジュールのインストールを終了する。
次に、再度確認する。

./ns3 configure --enable-examples --enable-tests
check
SQLite support                : ON
Eigen3 support                : ON

上記2つのライブラリがONになっていることを確認する。
確認後、成功していればビルド行う。

./ns3 build

ビルド終了後以下コマンドで実行する。下記例ではcttc-nr-demoというファイルを実行している。

./ns3 run cttc-nr-demo

次に、ファイルの編集方法を示す。今回は利便性を考慮し、Visual Studio Codeを用いる。
VScodeのインストール方法については省略する。(参考文献に公式HPを記す。)

VScodeの拡張機能インストール欄でWSLと入力する。
2025-01-21_16h25_29.png

一番上に出てくる、Microsoftが提供している拡張機能をインストールする。
一度VScodeを再起動し、左端のリモートエクスプローラーにUbuntu22.04があることを確認する。
2025-01-21_16h27_43.png

その後、ファイルタブで以下フォルダを開く。

¥¥wsl.localhost

参考文献

5GLENA, https://5g-lena.cttc.es
Microsoft VScode, https://azure.microsoft.com/ja-jp/products/visual-studio-code/

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