RaspberryPiでSTM32開発環境の構築
RaspberryPi3でSTM32 ARMマイコンを開発できるよう環境構築する。
用意したもの
-開発ホスト
RaspberryPi3
OS:Raspbian
-開発ターゲット
STM32 Nucleo Board STM32F303K8
RaspberryPi3とNucleoはUSBケーブル(Nucleo側はmini)で接続
参考サイト
参考にしたサイトは以下。
UbuntuでSTM32 ARMマイコンの開発環境を整える
手順
###(1)ToolChainのインストール
RaspberryPi3にはiPadからSSHで接続しているため、CUIで開発できる環境を選んだ。
sudo apt-get install binutils-arm-none-eabi gcc-arm-none-eabi
sudo apt-get install gdb-arm-none-eabi
###(2)ST-LINKドライバのインストール
Nucleoボードにはデバッガが搭載されているためST-LINKのドライバをインストールする。
ビルドにcmakeを使用するためインストールしておく。
sudo apt-get install cmake
sudo apt-get install libusb-1.0
適当なディレクトリで
git clone https://github.com/texane/stlink
cd stlink
make
cd build/Release
make
sudo make install
LD_LIBRARY_PATHに/usr/local/libを設定する
###(3)プログラム作成
プログラミングの内容は別途こちらに記載。
main.elfがバイナリとして作成されたとする。
###(4)ST-LINKの起動
st-util
###(5)ST-LINK GDBクライアントによるプログラムの書き込み
ST-LINKとは別のコンソール立ち上げGDBを起動する。
arm-none-eabi-gdb main.elf
(gdb) tar ext :4242
この4242はST-LINKで使用するポート。
続いて書き込み。
(gdb) load
実行。
(gdb) kill
(gdb) run
そして、プログラムが走り出す。