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【個人開発】小説投稿SNSサービス Shomotsu

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【個人開発】小説投稿SNSサービス Shomotsu

小説家になろうにインスピレーションを受け、Next.js, Laravel, AWSを使用した、小説投稿SNSサービスを作りました。

※OGPの情報や画像が今正しく表示されてないです。すぐに修正します。

Githubリポジトリは環境変数漏れがないかを確認した後、貼ります

コンセプト

  • ユーザーが気軽に小説を投稿できる
  • 立体感のある小説UIで読書を楽しめる

画面

すべてではないですが、各ページの画面は以下のような感じです。Tailwind CSSを使用したおかげでレスポンシブ対応

使用したモックアップの写真を生成するサービスは↓

色々なデバイスのモックアップの写真が作れるらしく、とても便利でした。

プロフィールページ

profile.png

小説の詳細情報ページ

book-detail.png

小説の読書ページ

read.png

プロフィール設定ページ

profile-setting.png

実装で苦労した・工夫した点

小説の読書画面の実装にとても苦労しました。Three.jsなどのグラフィックに関するライブラリで実装する技術がなかったため、素のCSS・Reactで3D風にページをめくっているような見た目になるように工夫しながら実装しました(こちらのリンク(デモページ)からご覧いただけます。)。アニメーション系のCSSプロパティを多用しているせいか画面がかくつく・動作がもっさりしているのが欠点です。

機能一覧

管理者

機能 内容
最近のデータ一覧 最新の登録者、通報一覧を3件ずつ取得
登録されているユーザー一覧 登録ユーザーを一覧を取得する
通報一覧 通報一覧を取得する
ユーザーのアカウントBAN ユーザーのアカウントをBANする
通報されたユーザーのアカウントBAN 通報されたユーザーのアカウントをBANする
通報された小説の削除 通報された小説を削除する

認証

機能 内容
OAuthのURL取得 GoogleのOAuthログイン用のURLを取得する
ログイン GoogleのOAuthログインを行う

ユーザー

機能 内容
ユーザー削除 アカウントを削除する
ユーザーネーム入力 サインアップ後、ユーザーネームを入力する
フォロー 他のユーザーをフォローする
認証ユーザー取得 ログインしたユーザー情報を取得する
フォロワー取得 フォロワーを取得する
フォロー中のユーザー取得 フォロー中のユーザー取得する
ユーザーのプロフィール情報 ユーザーのプロフィール情報を取得する
ログアウト ログアウトする
通知を既読 ログインユーザーの通知をすべて既読にする
通報 違反しているユーザーを報告する
プロフィールを更新 ログインユーザーのプロフィール情報を更新する

小説

機能 内容
作成 新しい小説を執筆する
削除 小説を削除する
ダウンロード 小説に関するデータを取得する
詳細情報取得 小説の詳細情報を取得する
小説一覧 ユーザーの小説一覧を取得する
書庫一覧 ユーザーがいいねした小説一覧を取得する
おすすめ小説一覧 おすすめの小説一覧を取得する
タイムライン タイムラインを取得する
更新 小説のデータを更新する
いいね 小説にいいねする
検索 小説を検索する

ER図

Laravelのモデルを使用しています。

User

キー 属性名 説明
PK string id モデルID
string name ユーザーネーム
string email Eメールアドレス
string password パスワード
string social_id 認証されたユーザーのID
string social_type 認証に使用したプロバイダー

Book

キー 属性名 説明
PK string id モデルID
FK string user_id ユーザーID
FK string category_id カテゴリーID
string title 小説のタイトル
string sub_title 小説のサブタイトル
string summary 小説のあらすじ
string description 小説の説明
string content 小説のコンテンツ
string | null book_photo 小説の表紙の写真
int update_count 小説の更新回数
int price 小説の値段
int page_length 小説のページ数
boolean publish 小説の公開・非公開

Category

キー 属性名 説明
PK string id モデルID
string category カテゴリー名
string value カテゴリーの英語名(検索用)

Reports

キー 属性名 説明
PK string id モデルID
FK string report_target_user_id 通報対象のユーザーID
FK string report_target_book_id 通報対象の小説ID
string user_id 通報したユーザーID
string report_type 通報対象がユーザーか小説家
int report_code 通報コード
boolean is_complete 通報を管理者が処理したか

Profile

キー 属性名 説明
PK string id モデルID
FK string user_id ユーザーID
string display_name ユーザーの表示名
string | null profile_photo ユーザーのプロフィール画像
string | null bio ユーザーのプロフィール欄
string | null social_link_1 SNS・Webサイトのリンク
string | null social_link_2 SNS・Webサイトのリンク
string | null social_link_3 SNS・Webサイトのリンク
string | null social_link_4 SNS・Webサイトのリンク
string | null social_link_5 SNS・Webサイトのリンク

Follow

キー 属性名 説明
PK string id モデルID
FK string follower_id フォローされるユーザーID
FK string follow_id フォローするユーザーID

Activity

キー 属性名 説明
PK string id モデルID
FK string user_id ユーザーID
int word_count 執筆した文字数
int consective_login_day 連続ログイン日
Date last_login_day 最後にログインした日

Like

キー 属性名 説明
PK string id モデルID
FK string user_id ユーザーID
FK string book_id 小説ID

Team

キー 属性名 説明
PK string id モデルID
FK string owner_id チーム作成者(ユーザー)のID
string name チーム名

Version

キー 属性名 説明
PK string id モデルID
FK string book_id 小説ID
int version 小説のコンテンツのバージョン
string content 更新前のコンテンツ

ER図

ER図

URL設計

ページ

URL ページ
/[user] プロフィールページ
/activity ログインユーザーのアクティビティページ
/admin/users ユーザー一覧ページ
/admin/reports 通報一覧ページ
/admin 管理者トップページ
/book/[book]/ 小説の詳細情報ページ
/book/[book]/read 読書ページ
/book/[book]/update 小説更新フォームページ
/book/create 小説執筆フォームページ
/library 書庫ページ
/setting/account アカウント設定ページ
/setting 設定のトップページ
/setting/profile プロフィール設定ページ
/404 404ページ
/about aboutページ
/changelog 変更履歴ページ
/demo デモページ
/ トップページ
/privacy プライバシーポリシーページ
/search 小説検索ページ
/terms 利用規約ページ

API側

APIのURL HTTPメソッド 機能
管理者
v1/admin/recent GET 最近のユーザー登録者、通報を取得する
v1/admin/users GET 登録されているユーザー一覧を取得する
v1/admin/report/users GET 通報されたユーザー一覧を取得する
v1/admin/report/books GET 通報された一覧を取得する
v1/admin/users/{id} PATCH 通報されたユーザーをBANする
v1/admin/report/users/{id} PATCH 通報されたユーザーをBANする
v1/admin/report/books/{id} DELETE 通報された小説を強制削除する
認証
v1/auth/google GET OAuth認証用URLを 取得する
v1/auth/google/callback GET Googleログイン
ユーザー
v1/auth/user GET 認証ユーザーの情報を取得する
v1/users/{id}/follower GET フォロワー一覧を取得する
v1/users/{id}/following GET フォローしているユーザー一覧を取得する
v1/users/{user} GET ユーザーのプロフィール情報を取得する
v1/reports/{id} POST ユーザーを通報する
v1/users/{id}/follow POST ユーザーをフォローする
v1/auth/enter_name POST ログイン後、ユーザーネームを決定する
v1/auth/logout POST ログアウトする
v1/auth/user POST ログインユーザーのプロフィールを編集する
v1/auth/user/notifications/read POST ユーザーの通知を既読にする
v1/auth/user DELETE ユーザーアカウントを削除する
小説
v1/books GET ユーザーの小説一覧を取得する
v1/books/library GET ユーザーがいいねした小説一覧を取得する
v1/books/recommend GET ユーザーにおすすめな小説一覧を取得する
v1/books/timeline GET タイムラインを取得する
v1/books/search GET 小説を検索する
v1/books/{book} GET idに一致する小説を取得する
v1/books/{book}/download-file GET idに一致する小説のデータを取得する
v1/books/{book}/update-book GET idに一致する小説を取得する
v1/books/create POST 新しい小説を執筆する
v1/books/{book}/like POST 小説にいいねする
v1/books/{book} PATCH 小説を編集する
v1/books/{book} DELETE 小説を削除する

使用技術・フレームワーク

  1. Laravel
  2. React・Next.js
  3. Nginx
  4. MySQL
  5. Redis
  6. Github Actions
  7. AWS

選定理由

  1. Laravel
  • Githubのスター数も多く、活発的に開発が行われている
  • Laravel標準機能だけでもWebアプリを作れるぐらい機能が充実しているので、開発が楽にできる
  • 公式ドキュメントやコミュニティなどエコシステムが充実している
  1. Next.js
  • CSR,SSG,ISG,SSR全ての対応することができ、パフォーマンスチューニングのために変更することになっても、リファクタリングが容易にできる
  • ファイルシステムベースのルーティング機能があり、アプリのページやAPIルートを楽に構築できる
  • フレームワークの設定を特にしなくても動く
  • pageルーターで実装していても途中からappルーターへの変更できる
  1. Nginx
  • Apacheよりも処理能力が高くて柔軟に設定を行える(初めて使用したので、そのレベルまで至っていません)
  • 設定もシンプルなので学びやすいと思った
  1. MySQL
  • 世界で最も普及しているOSSデータベースで多数企業で採用されている実績
  • LaravelのORMも対応しているので簡単に使用できる
  • 小規模から大規模プロジェクトに対応しているので拡張性が高い
  1. Redis
  • データベースへの負荷を軽減するために採用
  • インメモリデータストアのため高速
  • キャッシュについて少し理解が深まるのではないかという学習面からも採用
  1. Github Actions
  • 無料で使える
  • ymlファイルを特定のディレクトリに置くだけで簡単にCI/CDを構築できる
  • 様々な言語・フレームワーク用の設定ファイルが充実している
  • ワークフローは分割することができ、再利用性が高くなる
  1. AWS
  • 多数の企業やサービスでインフラとして使われている実績がある
  • Amazonのインフラなどで、突然サービスが使用できないなどの状況に陥る可能性が低い
  • 多数のサービスがあり、可用性の高いWebアプリを構築できる
  1. その他
  • TypeScript
  • TailwindCSS
  • shadcn/ui
  • eslint
  • prettier
  • Docker
  • jest
  • msw
  • swr

インフラ構成図

少しでも料金を抑えるかつシンプルにしました。AWSのサービスについての知識がまだまだです。知識を深めていき、より堅牢に拡張性に優れたアプリケーションのインフラを構築できるようになりたいです。
インフラ構成図

学べた点

1. サービスの企画から公開までの流れについて少し理解ができたこと

アプリやサービスは作って終わりではなく、作ってからが本番であることを理解することができました。また公開するまでの設計段階やテストも重要であると気づかされました。

2. マネタイズができないとサービスは維持できないということ

当たり前のことですが、マネタイズできてないと常に赤字状態になります。マネタイズ手法を学び、また別の機会にマネタイズも含めたサービスを公開したいです。そのためにも人に使ってもらえる・お金を払う価値があると思ってもらえるようなサービス・アプリを作れるよう設計や技術力を上げていきたいです。

3. 設計が最も重要だということ

設計はある程度決めたうえで作業を開始しましたが、それでも開発中にこれ追加したい、やっぱこうしようみたいになったのでもっと設計段階で細かく決めるべきだったと思います。

反省点

1. それぞれのフレームワーク・サービスを一から学びながら実装・時間制限を設けずだらだら続けてきたため、半年以上もかかったこと

公開する時間を決めずにちまちま学びながらやってきたせいで、とても時間がかかってしまいました。締め切りを決めてからやらないとだらだらしてしまう。時間制限を設けて緊張感をもってやらないといけないなと改めて気づきました。

2. 途中からcommitの文章、pull requestの文章が乱雑になったこと

最初は分かりやすいようなcommitメッセージを書くように心がけていたつもりでしたが、だんだんと適当な文章で書くようになりました。かっこつけて英語のcommitメッセージを打つのも原因の一つなのかなと思う。英語がわからないうちは日本語で書いた方が良さそう。

3. 開発する機能のissueの粒度を大きくしすぎた

機能実装を行う上でのタスクごとにissue管理するのがissue駆動開発だが、機能ごとにissueを作成してしまったのでタスクが膨れ上がり、ずっと終わらない状態が続きました。issue駆動開発についての理解が足りなかったことが原因でした。

4. 良いコード・美しいコードを書くことが全てだと思い込んでいたこと

最初から完璧・疎結合・美しいコードを書くことが全てだと思い込み開発を始めたのが半年もかかったもう一つの要因です。目的はアプリを公開することだったのに美しいコードを書くことに置き換わってしまった。

最後に

まだまだ改善すべき点はたくさんありますが、Shomotsuの良かったこと、改善点、感想などお教え頂ければ幸いです。よろしくお願いいたします。

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