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【Ruby on Rails】便利なヘルパーメソッド

Last updated at Posted at 2020-09-29

はじめに

ヘルパーメソッドについて、パーフェクトRuby on Rails 【増補改訂版】を読んで個人的に学んだ内容をまとめます。

ヘルパーメソッドとは

ビューテンプレートで開発の手助けとなる便利なメソッド。HTML生成を行うものやURL生成するものなどがある。

パスとURLヘルパーメソッド

ルーティングを表示する際のPrefixの値+_pathでドメインやポートなどを除いた/から始まるパスを、Prefixの値+_urlとするとドメインなども含んだ完全なURLを返す。
パスに「:id」といった変動する値がある場合、引数にハッシュ形式で値を指定する。
url_forやlink_to、redirect_toでパスやURLを指定する際に使う。

以下のルーティングの場合、次のようなパスやURLが返る。

ルーティング

    users GET    /users(.:format)             users#index
     user GET    /users/:id(.:format)         users#show
edit_user GET    /users/:id/edit(.:format)    users#edit

返るパスやURL

  • users_path → /users
  • user_path(id: 1) → /users/1
  • edit_user_url(id: 1) → http://www.example.com/users/1/edit

url_for

Webアプリケーションのパスを構築するためのヘルパーメソッド。文字列を直接書かずにルーティング上の定義を活用できる。
単にURLを取得したいときに使用する。

url_for(users_path)
#=> /users

link_to

link_toはaタグを生成するヘルパーメソッド。
_path_urlでルーティング上の定義を活用して、画面にリンクを設置したいときに使用する。

link_to('編集', edit_user_path(id: 1))
#=> <a href="/users/1/edit">編集</a>

time_ago_in_words

ある時刻と現在時間のあいだにどの程度空きがあるかを、人間にとってわかりやすく表示するヘルパーメソッド。
最終ログイン日時などを表示するサービスで活用できそう。

time_ago_in_words(Time.current)
#=> less than a minute
time_ago_in_words(Time.current + 3.days)
#=> 3 days

number_with_delimiter

長い数字をカンマ区切りするヘルパーメソッド。オプションで区切り文字を変更することもできる。

number_with_delimiter 1234567890
#=> 1,234,567,890
number_with_delimiter 1234567890, delimiter: '@'
#=> 1@234@567@890

その他にも様々なヘルパーメソッドがRailsには用意されているので、自分で実装する前にRailsガイドを参考にすると良さそう。

独自ヘルパーメソッド

Rails組み込みのヘルパーメソッドでは用途に合わない場合は自分でヘルパーメソッドを実装する。
ヘルパーメソッドを定義するためのモジュールは「app/helpers」というディレクトリの配下に定義する。
アプリケーション全体で使うものであれば「app/helpers/application_helper.rb」に、コントローラ毎に使うようなものであれば「app/helpers/users_helper.rb」のようにコントローラに対応するhelper用のファイルを用意する。

例1) 全角の英文字を半角に変換するヘルパーメソッド

app/helper/application_helper.rb
module ApplicationHelper
  def to_hankaku(str)
    str.tr('A-Za-z', 'A-Za-z')
  end
end
to_hankaku('Ruby')
#=> Ruby

例2) ユーザーエージェントからアクセス元がiPhone/Androidか判定するメソッド

app/helper/application_helper.rb
module ApplicationHelper
    def iphone?
      request.user_agent.include?('iPhone')
    end

    def android?
      request.user_agent.include?('Android')
    end
end
sample.html.slim
  p.button
    - if iphone?
      a href="https://itunes.apple.com/jp/app/(略)" target="_blank"
        | App Storeでダウンロードする
    - if android?
      a href="https://play.google.com/store/apps/details?(略)" target="_blank"
        | Google Playでダウンロードする

アクセス元のスマホの種類を判別して、App StoreまたはGoogle Playに遷移させるボタンを切り替えられる。

参考

パーフェクトRuby on Rails 【増補改訂版】

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