AndroidNDKを使ってC言語を動かす

AndroidNDKをつかってＣ言語を動かす

• Hello World的なものは出たので、次は独自コードを書いて動かしたい

環境

Android Stuido Dolphin

やっていく

方針：C言語でバブルソートを書いて処理が終わったら配列最初の数字をエミュレータに出す

とりあえずhello worldまで出せる

以下記事でとりあえずhelloworld的なものが出せるようにする

Cのファイルを作成する

cppの下でcファイルを作成
ファイル名に.cを付けてください

CMakeLists.txtを編集

ライブラリの設定をCMakeLists.txtに以下追加します

CMakeLists.txt

...
add_library( # Sets the name of the library.
        ndktest

        # Sets the library as a shared library.
        SHARED

        # Provides a relative path to your source file(s).
        native-lib.cpp
        bubble_sort.c)  //<-自分の作ったファイル名を追加
...

MainActivity.ktで呼び出す

下の方に

external fun stringFromJNI(): String

とあるので、その下に関数を作る

MainActivity.kt

...
external fun stringFromJNI(): String
external fun bubbleSort(): Int
...

エラーになる

赤くなるのでカーソルを当てると"Create JNI function for bubbleSort"って出てくるのでクリックして作ってもらう

先程自分で作ったcファイルを選択

Cファイル

勝手に途中まで作成してくれるので、処理を書いてください。
コードはJNIで書いてください（Java Native Interface）
JNI → Wikipedia: https://ja.wikipedia.org/wiki/Java_Native_Interface　

とりあえず配列を作ってバブルソートで並び変えてもらう

bubble_sort.c

#include <string.h>
#include <stdio.h>
#include <stdlib.h>
#include <jni.h>

JNIEXPORT jint JNICALL Java_com_example_ndktest_MainActivity_bubbleSort(JNIEnv *env, jobject thiz)  {
    int array[10] = {10,9,8,7,6,5,4,3,2,1};
    int i, j, temp;
    for (i = 0; i < 10; i++) {
        for (j = i + 1; j < 10; j++) {
            if (array[i] > array[j]) {
                temp = array[i];
                array[i] = array[j];
                array[j] = temp;
            }
        }
    }
    return array[0];
}

MainActivity.ktでbubbleSort()を呼ぶ

今回はもともと合った関数がbinding.sampleText.textに設定されていたので、
ここをbubbleSort()にして、配列の最初のデータを表示させる。

MainActivity.kt

...
        // Example of a call to a native method
        binding.sampleText.text = bubbleSort().toString()
...

実行

バブルソートができているので配列の一番小さい数字が表示された。

おしまい

いつもどおりxmlを変更して表示する場所を変えたりできます。
ですが、Kotlin -> C , C -> Kotlin で引数や戻り値を使うときは書き方がちょっと変わります。

Kotlin -> C　へ配列を引数として渡すときは以下の記事でどうぞ