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Apps ScriptAdvent Calendar 2019

Day 4

GASからウェブフォームへ送信して結果を利用する方法

Last updated at Posted at 2019-12-03

GASを使ってウェブサービスのフォームに対してリクエストする方法と、その結果の利用するやり方です。

フォームの要素を確認する

フォームへパラメータを送信するために、まずはフォームの構造を確認します。
サンプルとして診断メーカーのフォームで確認してみます。

chromeの開発者ツールで該当部分を見てみます。
スクリーンショット 2019-11-29 11.33.37.png

診断メーカーのformを見つけたら下記の内容を確認します。

  • formタグに設定されているmethod. (今回は"post")
  • formタグの下に定義されている各inputタグのname.(今回は名前を入れる部分の"u")

formは子供として持っているtype="submit"を押されると、form下の各inputのnameとそこに入力されているパラメータをformタグに定義されているactionに対して、同じくformに定義されているmethodで送信します。

なので、今回の場合は診断するボタンが押されると該当の診断のURLに対して {"u": "名無しのI"}をbodyとしてPostする、ということになります。

formの挙動については下記のページが詳しいです。
フォームデータの送信

GASで実装する

フォームの形と挙動はわかっているので、あとはUrlFetchAppを使って同じように動作させるだけです。
診断メーカーの場合、urlは診断のURLです。

UrlFetchApp.fetchの第2引数でmethodとフォームのbodyを設定します。
formのbodyはpayloadです。

App.gs
function myFunction() {
  var url = 'https://shindanmaker.com/80808';  
  var payload = {
    "u" : "名無しのI" // 診断する名前
  };  
  var options = {
    "method" : "POST",
    "payload" : payload
  };
  var response = UrlFetchApp.fetch(url, options);
}

UrlFetchApp.fetchの戻り値はHTTPResponseです。
フォームを送信した結果のhtmlが取得したければgetContentText()が使えますし、ログインフォームに対してリクエストしたならばgetAllHeaders()から["Set-Cookie"]を取得し、それをheaderに設定することでログイン後のページに対してリクエストすることも出来ます。
戻ってくるものがファイルならばgetBlob()してドライブに保存したりメールに添付出来ます。

まとめ

これでGASを使ってフォームの送信を自動化することが出来るようになりました。
例えば毎月の利用明細を取ってきたり、日替わりの診断メーカーを毎日回したり出来ます。

まさにそんな記事がありました。
Google Apps Scriptでクレジットカード利用明細を毎月自動で奥さんにメール送信する

他サービスとの連携について余談

自分は毎日診断メーカーを回してIFTTT経由でTwitterに投稿するbotとして使用しています。
IFTTT経由だとTwitter APIの申請もいらないしTwitter以外の連携もできるのでおすすめです。

公式ドキュメント

ここまで書いておいてなんですが、上記のコードは似たようなものがAPIドキュメントに載っていました。
Class UrlFetchApp
Class HTTPResponse

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