序論
実際、いくつかの発表会にずっと参加してきましたが、参加してからの感想を書くのは今回が初めてです。個人的に資料収集をしたり、整理をする程度はしたことがありますが、発表してくださる方々がとても良い内容をよくまとめてくださるので、どの部分を私が整理すべきか曖昧だったのが大きかったです。
今回も発表内容についてまとめるのはあまり意味がないと思うので、アンケートに書いた感想を中心に書いてみようと思います。
今回の発表会はクラスメソッド日比谷オフィスで行われたhibiya.techの第1回目でしたが、同じ日にre:inventの事前勉強会が同じ時間帯に行われたため、比較的少人数で行われました。 人数とは別に充実した内容で大満足でしたが、次回はもう少し多くの方に聞いてもらいたいです。
本論
1.
最初の発表は、emiさんの発表で、FSx for NetApp ONTAPのエンドポイントに関する内容でした。実は発表してくださったemiさんが冒頭でおっしゃっていたように、ONTAPはちょっとストレージ系の高級品みたいな感じ、つまりコストの問題でEFSやFSx for windowsの方が使いやすいという印象でした。 しかし、場合によってはONTAPの方が費用対効果が高いとおっしゃっていたので、実際のコストはどのように計算されるのかもう少し知りたいと感じました。
実際にawsでファイルシステム選択アシスタントというページがあり、大まかな選択基準は分かるのですが、詳細な要件までチェックするのは難しい感じです。
それ以外は、ONTAPの基本的な説明からエンドポイントまでしっかり説明してくれて、こんなサービスなんだなという感覚をしっかりつかむことができました。 詳細はemiさんのブログにも詳しく書いてあって、ブログの内容と大きく変わらない部分も確認したので、興味がある方はリンクを確認してください。
2.
続いてのんピさんの発表で、同じくONTAPに関する内容でした。確かに今回のテーマにふさわしく、ONTAPに関するポストを40個くらい書いているそうです(@゚ω゚)
発表の前にONTAPの布教活動をしているとおっしゃっていましたが、確かに布教されるだけの魅力がありました。
最初にFSxでS3が使えるということに衝撃を受け、ONTAPでS3を使うメリット、実活用例まで教えていただき、時間を割いてハンズオンしてみたいという欲求まで湧き上がりました。
実は、以前Storage-JAWSの第1回でLTをしていただいた時にも、ONTAPに関する内容を教えていただき、印象に残っていたのですが、今回も面白い内容で発表していただき、記憶が蘇りました。下のリンクは、当時Storage-JAWSに登壇された時の内容を投稿していただいたものです。
3.
3番目はおつまみさんがSESについて発表してくれました。
私の場合、もともとSESサービスに対する認識はありましたが、あえてSESを使う必要性があるのかという疑問がありました。私が会社で適用しているソリューションでもSMTPとJavaのライブラリを活用してメールを送信しており、大きな問題はなかったからです。
しかし、発表内容のようにメールがバウンドする場合や迷惑メール扱いされる場合があるはずで、その対応までは考えていませんでした。 当然、メールが届かない場合があるかもしれませんが、原因を分析して対処する上で、メール送信をする部分がサービスに含まれているのであれば考慮すべき点だと感じました。
4.
4番目はといちちさんの発表でした。AWS Healthの通知に関する内容でしたが、実はこの部分はAWSサービスを運用する上で基本的かつ重要な要素の一つだと思います。 おそらく誰もが何らかの形で行っていると思います。
その中でもといちちさんの発表の核となるのは、このマルチアカウントでの通知に関する集約処理についてです。
方法論についても3つもあり、10.5の最新アップデートでEventBridgeで簡単に解決できる最新情報が印象的でした。
AWSの公式ホームページでもAWS Healthに関する部分があるので、参考にしていただければと思います。
5.
最後に芦沢さんの発表でしたが、今年5月からGAになり始めたAmazon Security Lakeについての内容で、出て間もないため私にとっては馴染みのないサービスでしたが、データログを取り込む部分もサービスを運用する上で重要な部分であることは知っていました。
発表の内容はやはりAmazon Security Lakeの概要的な部分とサブスクライバーに関する内容でしたが、重要なのはAWSサービスのソースだけでなく、サードパーティのセキュリティデータまで取り込めるという点です。ブログにサブスクライバの設定に関する記事が複数あるので、詳細はそちらをご覧ください。
結論
第1回が終わり、確実に感じたのは、好きな AWS サービスへの愛を語るというテーマにとてもマッチした内容だったということです。
発表を聞いて、会話をして、交流する中で、基本的に皆さんが技術が好きだと感じました。 個人的にも得るものが多かったと思いますし、次のテーマへの期待もあります。
特に、発表を聞いて詳細が気になったことについては、書いていただいたブログの内容を確認したり、検索したりして、理解を深めることができたのが良かったです。
オフラインイベントは今回で3回目ですが、もっと積極的にオフラインイベントを行っていくのも良い経験になると思います。