【Laravel】Viewの冗長なコードを `@include` でスッキリ整理！

はじめに

Laravelで管理画面を作成していると、似たようなフォームのコード を何度も書くことになりますよね。特に、select や input などのフォーム要素は、Bootstrapと組み合わせるとコードが長くなりがち です。

例えば、以下のような select ボックスのコードを複数の画面で使う場合、コピー＆ペーストを繰り返すとViewファイルがどんどん肥大化 してしまいます。

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冗長な select ボックスのコード

<div class="col-3">
    <div class="input-group">
        <div class="input-group-prepend">
            <span class="input-group-text">カテゴリ</span>
        </div>
        <select class="form-control" id="category_id" name="category_id">
            @foreach ($category_ids as $k => $v)
            <option value="{{ $k }}" @if ($k==$category_id) selected @endif>@if ($k == '') {{ $v }} @else {{ $k }}:{{ $v }} @endif</option>
            @endforeach
        </select>
    </div>
</div>

このコードを何回も書くのは、メンテナンス性が低下するだけでなく、修正時の工数も増える ので非効率です。

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@include を使ってスッキリ整理！

Laravelの @include を活用すると、共通のフォーム部品を別ファイルにまとめて管理 でき、記述量を大幅に削減できます！

① 共通の select コンポーネントを作成

まず、resources/views/common/form/select.blade.php を作成し、先ほどのコードを共通化します。

{{-- resources/views/common/form/select.blade.php --}}
<div class="col-md-{{$formSize}}">
    <div class="input-group">
        <div class="input-group-prepend">
            <span class="input-group-text">{{$caption}}</span>
        </div>
        <select class="form-control" id="{{$name}}" name="{{$name}}">
            @if ($flag===true)
            <option value="" @if ($value===null) selected @endif>指定なし</option>
            @endif
            @foreach ($keyValueMap as $k => $v)
            <option value="{{ $k }}" @if ($k==$value) selected @endif>
                @if ($k == '') {{ $v }} @else {{ $k }}:{{ $v }} @endif
            </option>
            @endforeach
        </select>
    </div>
</div>

② @include を使って簡潔に記述

次に、Viewファイルでは以下のように @include を使って select を呼び出します。

@include('common.form.select', ['formSize' => 2, 'name' => 'category', 'caption' => 'カテゴリ', 'keyValueMap' => $categories, 'value' => $category ?? '', 'flag' => true])

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メリット

この方法を使うことで、以下のようなメリットがあります。

✅ コードの重複を排除できる

select を使うたびに12行書いていたものが、たった1行の @include で済む ようになります！

例えば、同じ select を3回使う場合：

リファクタリング前

// 12行 × 3 = 36行

リファクタリング後

// 1行 × 3 = 3行

驚異の約90%削減！

✅ メンテナンスがしやすくなる

• select のデザインや仕様を変更する際、1ファイルの修正だけでOK！
• コードの見通しが良くなり、開発チーム全体の生産性も向上 します。

✅ 他のフォーム要素にも応用可能！

この方法は input、checkbox、date、submit などにも適用可能！
たとえば input フィールドを @include('common.form.input') にまとめることで、管理画面全体のリファクタリングが劇的に進む でしょう。

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対応バージョン

Laravelの @include は Laravel 5.0 以降 で利用可能です。
Laravel 5 以降のBladeテンプレートでは、@include を使って別のBladeファイルを簡単に組み込むことができる ので、現在のLaravel 10 でも問題なく使えます！

⚠️ 注意点

• Laravel 4以前 では @include は利用できません。
• Laravel 5.8以降 では @includeIf や @includeWhen などの便利なディレクティブも追加され、より柔軟な条件分岐が可能になっています。

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まとめ

Laravelの @include を活用すると、管理画面のフォームコードを共通化 でき、開発効率と保守性が大幅に向上 します！

特に、Bootstrapを使ったフォームの作成 ではコードが冗長になりがちなので、積極的にコンポーネント化してスッキリ整理 していきましょう！

「同じようなコードを書いてるな…」と思ったら、すぐに @include でリファクタリング！

ぜひ試してみてください！