Qiitaで「買ってよかった技術書を紹介しよう!」というイベントをやっていたので、参加してみます。
私が紹介するのは「カイゼン・ジャーニー」です。というのも今、毎週土曜日のAM8時から著者による本読み会をちょうどやっていて、あらためて良い本だなと思ったので、紹介したいと思います。
「カイゼン・ジャーニー」はどんな本
実際の開発現場でのストーリー形式(現場であるあるって話から、さすがにそんの事ないのでは?って話まで)で進みながら、アジャイルを始めとする様々なプラクティスを学べる本です。三部構成になっていて第一部で個人、第二部でチーム、第三部で外部を巻き込む、と言う形になっています。
開発メンバーは自身の成長の為、リーダーはチームをまとめる為、マネージャーはより良いプロダクトを作る為にやるべき事を学べると思います。ストーリーではSIerの現場が舞台となっているので、特にSIerやSESで働く方は共感できるポイントが多いと思うので特にオススメです。
「カイゼン・ジャーニー」で学べるプラクティス一覧
カイゼン・ジャーニーではストーリーにあわせて以下のプラクティスや理論が登場し、学ぶことができます。
価値仮設
・仮設キャンバス
・MVP
・ユーザーインタビュー
ビジネスモデル
・ビジネスモデルキャンバス
・リーンキャンバス
顧客価値探索
・ユーザーストーリー
・ギャレットの5段階
・INVEST
・ユーザーストーリーマッピング
Whyの見つけ方
・ゴールデンサークル
・インセプションデッキ
期待マネジメント
・1on1
・インセプションデッキ
・ドラッガー風エクササイズ
・星取表
個人表明・情報共有
・朝会
・ファイブフィンガー
計画
。プランニングポーカー
・CCPM
・スプリントプランニング
ゴール設定
・完成の定義
・スプリントゴール
・リファインメント
タスクの見える化
・タスクボード
・Icebox/Parking Lot
チームマネジメント
・タスクマネジメント
・スクラム
・モダンアジャイル
ノウハウ共有
・モブプログラミング
・ハンガーフライト
ルール作り
・Working Agreement
プロセスの見える化
・カンバン
・スプリントボード
ふりかえり
・KPT
・ふりかえりのふりかえり
・問題はありません問題
・スプリントレビュー
・むきなおり
・タイムラインふりかえり
・YWT
感情の共有
・感謝のアクティビティ
・ポストモーテム
プロセスのカイゼン
・バリューストームマッピング
・ECRS
情報、優先順位の整理
・事実、意見、対策
・緊急重要マトリクス
・WIP制限
・クネビンフレームワーク
・狩野モデル
フェーズ整理
・成功循環モデル
・タックマンモデル
・SL理論
サイクル
・透明性-検査-適応
・Build-Measure-Learn
理論・法則
・素朴理論と建設的相互作用
・学習する組織/氷山モデル
・経験主義
・パーキンソンの法則
・コンウェイの法則
・ジョブ理論
・確証バイアス
「カイゼン・ジャーニー」の次に読む本
著者 市谷さんの本
・チーム・ジャーニー
・正しいものを正しくつくる
・デジタルトランスフォーメーション・ジャーニー
著者 新井さんと沢渡さんの本
・ここはウォーターフォール市、アジャイル町
新井さん、市谷さん、小田中さんによる共著
・いちばんやさしいアジャイル開発の教本
スクラムを学ぶ
・SCRUM BOOT CAMP THE BOOK
スクラムマスターの役割を学ぶ
・SCRUMMASTER THE BOOK
ふりかえりを学ぶ
・アジャイルなチームをつくる ふりかえりガイドブック
最後に
最初でも触れましたが、2022/7/11現在、カイゼン・ジャーニーの著者による本読み会をやっていて、そこで著者の市谷さんが 「実際、現場ではいろいろなトラブルが起こるわけで、そのトラブルに対応できるプラクティスがどれだけ自分の引き出しの中に入っているかがとても重要」 (若干、うろ覚え…)、と仰っていてその言葉にとても共感しました。
そして、自分の引き出しに入れておくプラクティスを増やすには、このカイゼン・ジャーニーがうってつけだと思いました。
この記事で興味をもったら、毎週土曜日朝8時からの著者による本読み会に是非参加してみて下さい。カイゼン・ジャーニーの本読み会はもうすぐ終わりますが、その後はカイゼン・ジャーニー続編のチーム・ジャーニーの本読み会が始まるみたいです。
勉強会を主催するコミュニティDevLOVEのリンク