ドッグフーディングなどでアプリ公開前にアプリを配布したいとき、どのような方法を採択すべきかの検討に使えるように各種特徴を表にまとめました。
なお、2016年9月時点での情報です。
| Ad Hoc | エンタープライズ | TestFlight 内部テスト | TestFlight 外部テスト | |
|---|---|---|---|---|
| 料金 | 99ドル/年 (Apple Developer Program) | 299ドル/年 (Apple Developer Enterprise Program) | 99ドル/年 (Apple Developer Program) | 99ドル/年 (Apple Developer Program) |
| 配布方法 | - 自前サーバに置く[1] - 端末をMacに接続し、iTunesを使ってipaファイルをインストール[1] - DeployGateやFabricなどの配布サービス |
- Ad Hoc と同様の方法 - MDM利用 |
iTunesConnectにアップロードして、TestFlightアプリからインストール | 内部テストと同様の方法 |
| 事前準備 | 端末のUDIDを登録 | (自前サーバに置く場合) サーバアクセス時の認証用パスワードを周知 |
- 端末にTestFlightアプリをインストール - iTunesConnectでテスト対象者に開発者権限以上の権限を与える |
- 端末にTestFlightアプリをインストール - iTunesConnectでテスト対象者のメールアドレスを追加 |
| 上限 | 100端末 | なし | 25ユーザ[2] | 2000ユーザ[2] |
| 有効期限 | Provisioning Profile の期限が切れるまで (最大1年) | Provisioning Profile の期限が切れるまで (最大1年)[3] | 60日[2] | 60日[2] |
| 審査 | 不要 | 基本的には不要[4] | 不要 | 必要 (ただし普通の審査よりも早くて緩い) |
| UUID管理 | 必要 | 不要 | 不要 | 不要 |
| 備考 | - 法人のみ - 関係者以外にインストールされないよう管理が必要 |
iTunes Connect へのアップロードに30分ほど時間がかかる | 内部テストと同様 |
参考
1: Exporting Your App for Testing (iOS, tvOS, watchOS)
2: TestFlight Beta Testing (Optional)
3: [iOS] Apple Developer Program と Apple Developer Enterprise Program の違い ｜ Developers.IO
4: iOSDeveloperProgram Enterprise版 Tips - Qiita
5: iOSライセンス＆配布方法まとめ - Qiita
6: TestFlightにおける内部テスターと外部テスターの比較と使い分け - Qiita