ubuntu(16.04)をXクライアントとして稼働する

やりたいこと

遠隔ホストのXアプリケーションを、ローカルPC(ubuntu)上で表示したい。

昔の方法で実行すると失敗した

昔の知識で、以下のように実施してみたが、ローカルPC上でXアプリが表示されない。

1. (ローカルPC上で) $ xhost +
2. (ローカルPC上で) $ ssh -X {Remote-IP}
3. (リモートPC上で) $ export DISPLAY={Local-IP}:0.0
4. (リモートPC上で) $ ./{X-PGM}
5. 以下のようなメッセージが表示され、Xアプリ画面が表示できない。

Can't connect to X11 window server using '{IP}:0.0' as the value of the DISPLAY variable.

調べてみると

ubuntu内の"Xorg"の引数に変なもの(-nolisten tcp)が入っていた。

/usr/lib/xorg/Xorg -core :0 -seat seat0 -auth /var/run/lightdm/root/:0 -nolisten tcp vt7 -novtswitch

どうやら、nolistenがあるので、Xorgポートが外部にLISTENされていないらしい。

対応その１(失敗)

まず、文字列nolistenを/etc/内から検索。

# egrep -R nolisten /etc/
/etc/X11/xinit/xserverrc: exec /usr/bin/X -nolisten tcp "$@"

そして、 /etc/X11/xinit/xserverrcの該当行をコメントした。
が、"Xorg"の引数は変更されず。失敗。

対応その2(成功)

# ps -ef | egrep 898
root       898     1  0 07:06 ?        00:00:00 /usr/sbin/lightdm
root      1004   898  0 07:06 tty7     00:02:17 /usr/lib/xorg/Xorg -core :0 -seat seat0 -auth /var/run/lightdm/root/:0 -listen tcp vt7 -novtswitch
root      1024   898  0 07:06 ?        00:00:00 lightdm --session-child 12 15

Xorgを起動しているのが、lightdmであることが判明
lightdmの設定ファイルに"xserver-allow-tcp=true"を追加。

# cat /etc/lightdm/lightdm.conf
[Seat:*]
autologin-guest=false
autologin-user=mishikawan
autologin-user-timeout=0
# ADD
xserver-allow-tcp=true

lightdmのリスタート

# /etc/init.d/lightdm restart