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IAM Identity CenterでローカルPCのActiveDirectoryを連携した

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今回ためすこと

前回、なんちゃってVPNを使い、ローカルPCのActiveDirectoryとAWSのAD Connectorを接続しました。今回はこのAD Connectorを、IAM Identity Centerに設定して、ローカルPCのActiveDirectoryでユーザー認証できるかを試してみます。

AD Connecoterをアクティブにする

VPNを止めているので、AD Connectorは操作不能になっています。
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VPNを起動します。

VPNを起動して5分ほど待つと、ステータスがアクティブになりました。
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IAM Identity CenterとAD Connectorを連携

IAM Identity Centerの設定画面へ移動します。
アカウントを登録した頃に有効化を行っていたせいか、既にインスタンスが作成済みの状態でした。

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「アイデンティティソースを変更」を選択します。

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「Active Directory」を選択して、「次へ」をクリックします。
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AD Connectorで接続したActiveDirectoryを選択して、「次へ」をクリックします。
image.png

「確認」画面で、承諾して「アイデンティティソースを変更」をクリックします。
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変更が反映するまでしばらく待ちます。
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設定が完了するとこのような画面になります。初期状態ではユーザーは表示されていないようです。
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ADに「test」ユーザーを用意しています。
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「IAM Identity Center」> 設定 > 「同期を管理」 > 「ユーザーまたはグループを追加」の画面へ移動します。
ユーザーに、ADに準備したユーザー名「test」と入力して、「追加」をクリックします。
image.png

「test」ユーザーが追加されたのを確認して、「送信」をクリックします。
image.png

同期するユーザーとして追加されました。
image.png

IAM Identity Centerへサインイン

知らない間に勝手にログインされると怖いのでダッシュボードから「認証」タブより、多要素認証の設定を行います。
※画像は設定したあとです。
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ダッシュボードから「アイデンティティソース」タブより、サインインするためのAWSアクセスポータルURLを確認することができます。
image.png

アクセスポータルURLへアクセスし、ADのユーザー名を入力して、「Next」をクリックします。
image.png

パスワードを入力して、「Sign in」をクリックします。
image.png

認証アプリを設定する画面に来ました。
画面の指示に従い手持ちのアプリにシークレットキーを登録します。
image.png

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アプリに表示されたワンタイムパスワードを入力して、「Assign MFA」をクリックすると、無事認証アプリが登録された旨のメッセージが表示されました。
image.png

「Done」をクリックすると、このような画面にリダイレクトされました。
まだこのユーザーに何も設定していないので、何も表示されていません。
image.png

同期していないユーザーでログインしようとした場合

同期ユーザーの場合、初回ログインではMFAの設定が要求されることを確認しました。では、同期していないユーザーだとどうなるのでしょう。

ADに「test2」を作成します。
image.png

test2@wdom.test」でサインインします。
image.png

MFAの設定画面になりました。
image.png

同じようにサインインできるのかと思いきや、「Done」のあとのリダイレクトで、即サインアウトとなり、サインイン画面に戻りました。
image.png

同期していないユーザーはIAM Identity Centerを利用できないようです。

まとめ

AD Connectorを利用してローカルADのユーザーをIAM Identity Centerに連携可能なことが確認できました。IAM Identity Centerの同期の対象のユーザーかどうかで、サインインできるかどうかの違いがあることもわかりました。

次回は、IAM Identityにアプリケーションを登録してADのユーザーでの権限管理がどのようになるのかを調べてみたいと思います。

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