概要
AWSのリソースに付与するタグを使ってリソースを絞り請求金額を確認する方法をまとめる
前提
請求を管理するAWSアカウントでAWSのコンソールにログインできること。
Project
やIsTest
など何かしらのタグが何かしらのリソースに付与されていること。(タグが一切登録されていないと請求をまとめる事ができない。)
方法
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AWSコンソールにログインする。
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「請求とコスト管理」を開く。
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左サイドバーで「コスト組織」の「コスト配分タグ」をクリックする。
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運用中のタグキー一覧が表示される。まずは登録されているタグキーを「アクティブ化」する。アクティブ化することで初めてタグで絞った請求料金を確認する準備が整う。(タグを作成してすぐだと、当該の一覧にまだ反映されていない可能性がある。どうやらタグは数時間から数日かけてAWSシステムに伝播するらしい。気長に待ってみよう。)
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今回は「IsTest」というタグキーをアクティブ化する。「IsTest」にチェックをつけ、右上の「有効化」をクリックする。
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タグキーをアクティブ化してから、タグで絞った請求料金を確認できるようになるまで最大で24時間かかる模様だ。「請求とコスト管理」のホームに「コスト配分の範囲」というフィールドがある。タグキーがアクティブ化したらこちらに情報が表示される様になる。(表示されるまで気長に待つ。)
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また、タグが有効化されると「コスト内訳」の「コストグループ化」のプルダウンで「コスト配分タグ」を選択し表示されるプルダウン内にタグが追加される。(アクティブ前だと当該プルダウンに何も表示されない。)
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タグのアクティベートが完了すると下記のようにタグでコストの内訳を絞ることができるようになる。
追記
EC2などにタグを付与してから「請求とコスト管理」の「ユーザー定義のコスト配分タグ」に表示されるまで筆者は最大24時間かかった。なので「リソースにタグ設定」の直後に「ユーザー定義のコスト配分タグ」が表示されないことは普通にあるっぽいので気長に待ってほしい。
更に「ユーザー定義のコスト配分タグ」で「有効化」してもタグごとに料金を絞り込めるようになるまでこちらも24時間ほどかかる。基本時間がかかるものだと思って気長に待ちましょう。
参考文献