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ShellScript Bash 終了コード で 詰まったところ

Last updated at Posted at 2019-08-16

目的

  • パイプを使用したときのコマンドの終了コードについて詳しく知る。
    ※本記事の内容はbashの環境に依存します。同じbashでもこの方法だと解決しないことがあります。

この記事のターゲット

  • ログを出力しているShellScriptの終了コードが欲しい方
  • パイプより前の処理の終了コードが欲しい方

自分が困ったエピソード

  • test.shという名前のShellScriptのファイルを書いた。
  • 実行するときのコンソールログと終了コードが欲しかった。
  • 下記の様に当該スクリプトを実行した。
    ./test.sh 2>&1 | tee result.txt
  • 実行後にtest.shが正常終了したか知りたかったため下記の終了コードを返すコマンドを実行
    echo $?
  • 終了コードは0が返ってきた。
  • しかしresult.txtを確認したところ、エラー終了していた。
  • パイプを用いたコマンドを使用した場合にecho $?を実行するとtee result.txtの終了コードが返ってきてしまう。

解決方法

  • パイプで区切られた範囲の処理の終了コードが特定の配列に入るようになっているらしい。
    ${PIPESTATUS}という配列に結果が入っている。
  • その配列から欲しい処理の終了コードを抜き取ってあげればOK

詳細

  • 下記の様なパイプを多用した処理を例にする。
$ 処理1 | 処理2 | 処理3
  • 一連の処理の終了コードはそれぞれ下記の様に配列${PIPESTATUS}に格納されている。

    • 処理1の終了コード → 配列${PIPESTATUS}の0番目に格納
    • 処理2の終了コード → 配列${PIPESTATUS}の1番目に格納
    • 処理3の終了コード → 配列${PIPESTATUS}の2番目に格納
  • 一連の処理の終了コードを出力したいときは下記の様に出力する。

    • 処理1の終了コードをコンソールに表示 → echo "${PIPESTATUS[0]}"
    • 処理2の終了コードをコンソールに表示 → echo "${PIPESTATUS[1]}"
    • 処理3の終了コードをコンソールに表示 → echo "${PIPESTATUS[2]}"

まとめ

  • パイプを使用した処理の終了コードについてまとめた。
  • パイプで区切られた処理の終了コードは配列${PAPESTATUS}に順に格納される。
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