概要
- SalesforceのオブジェクトID(カスタムオブジェクトID)について情報をまとめる。
前提
- SFはDBを構成するものの名前が独特である。
- テーブルのことを、オブジェクトと呼ぶ。
- 行のことを、レコードと呼ぶ。
- 列のことを、フィールドと呼ぶ。
- カラムのことを、項目と呼ぶ。
- オブジェクトは3種類存在する。
- 標準オブジェクト:Salesforceが予め用意しているオブジェクト
- カスタムオブジェクト:Salesforceユーザーが同時に作成するオブジェクト
- 外部オブジェクト:カスタムオブジェクトの親戚で、Salesforce以外になるデータをマッピングするためのオブジェクト
オブジェクトIDと形式
- DBにも主キーの値があるように、SFのオブジェクトにもレコードを一意に特定するための項目が存在し、オブジェクトID(カスタムオブジェクトID)と呼ぶ。
- さらにSFでレコードが新規登録された時に自動でオブジェクトIDは発行される。
- このオブジェクトIDは「15文字の大文字と小文字が区別される形式」と「18文字の大文字と小文字が区別されない形式」の2種類の形式が存在する。
- 2.5以降のバージョンでは18文字の方のみ使う事ができる。
- 18文字の方の構成は「15文字形式」+「3文字のエンコード用文字列」で構成されている。
- 18文字形式から15文字形式に変更したい場合、下記のツールを使うか、単純に末尾の3桁を削除すれば良い。
オブジェクトIDの確認方法
- オブジェクトIDは下記の様にして確認する事ができる。例として「取引先」の一つのレコードのオブジェクトIDを確認してみる。(同様の方法でカスタムオブジェクトIDも確認する事ができる)
- Salesforceにログインする
- 「サービス」アプリケーションを開く
- タブの「取引先」をクリックする
- いくつか登録されている任意の「取引先名」をクリックする
- 開いたページのURLを確認する
-
ドメイン/Foo/Var/Account/000000000000000XXX/view
みたいなURLになっているはずである -
000000000000000XXX
の部分が18文字のオブジェクトIDで、末尾3文字を切り取った000000000000000
が15文字のオブジェクトIDとなる
参考文献
↑「ID データ型」部分