GAS ウェブアプリとしてデプロイしている処理のログをスプレッドシートに出力してみる

概要

ウェブアプリとしてデプロイしているGASのスクリプトのログをスプレットシートに出力する方法を簡単にまとめる。

前提

ウェブアプリとしてデプロイし、POSTリクエストで動作するGASのコードは下記

function doPost(e) {
  Logger.log('関数は実行されました');

  // オブジェクトの定義
  const data = {
    message: "Hello, World!",
  };
  
  const jsonData = JSON.stringify(data); // jsのオブジェクトからJSONを生成
  const jsonOutput = ContentService.createTextOutput(jsonData); // GASから返すコンテンツを作成
  jsonOutput.setMimeType(ContentService.MimeType.JSON); // 返すコンテンツのMimeタイプを明示的にJSONに設定
  
  return jsonOutput;
}

方法

1. post_logという名前でスプレットシートを作成（筆者はわかりやすいようにGASのファイルと同階層にpost_logのスプレットシートを追加した。）

   

2. post_logのスプレットシートを開き、スプレットシートのURLからスプレットシートのIDを確認・メモ（スプレットシートのIDはスプレットシートのURLの/spreadsheets/d/ここがスプレットシートのID/editの「ここがスプレットシートのID」の部分を確認）

3. 下記のようにGASのコードを修正

   function doPost(e) {
     // スプレッドシートIDを指定
     var spreadsheetId = 'スプレットシートのID';
     
     // スプレッドシートを開く
     var sheet = SpreadsheetApp.openById(spreadsheetId).getActiveSheet();
     
     // ログをスプレッドシートに追加
     sheet.appendRow(['関数は実行されました', new Date(), JSON.stringify(e.parameters)]);
   
     // オブジェクトの定義
     const data = {
       message: "Hello, World!",
     };
     
     const jsonData = JSON.stringify(data); // jsのオブジェクトからJSONを生成
     const jsonOutput = ContentService.createTextOutput(jsonData); // GASから返すコンテンツを作成
     jsonOutput.setMimeType(ContentService.MimeType.JSON); // 返すコンテンツのMimeタイプを明示的にJSONに設定
     
     return jsonOutput;
   }
   

4. GASのコードをデプロイ

5. デプロイ時に下記が出たら「アクセスを承認」をクリック

   

6. 警告が出る可能性があるが、自身が作ったスプレットシートに自身のGASでアクセスするだけなので権限を付与

   

7. デプロイ後のウェブアプリのURLをコピーしPOSTのリクエストを送信（筆者は自前のSlackコマンドと当該のGASを紐づけているので、そちら経由で実行してみる）

8. スプレットシートを確認し、下記のようにログが出ていたら完了

   

参考文献