*もくじ*
1 概要
2 使い方
3 注意点
4 参考URL
1 概要
JavaScript(以下、JS)内でuse strict
を宣言すると、コードがstrict(厳格)モードで実行されるようになる。
strictモードでは、より的確なエラーチェックが行われる。
これまでエラーにならなかったような曖昧な実装がエラー扱いになります。
####何が厳格になったの?
- withの使用の禁止
- eval内で宣言された変数のスコープ
- 単純名の削除の禁止
- いくつかの識別子を予約語に
- arguments の単純化
- セキュアな JavaScript 作成の容易化
- 8進数表記の禁止 etc..
####メリット)
- コード内に存在する潜在的な問題を早期に発見しやすくなります。
- strictモードのコードは高速に実行することができる場合がある(JSエンジンによる最適化処理を困難にする誤りを修正するため)
2 使い方
- ECMAScript5からの対象
- スクリプト全体/各関数に
use strict;
と書くだけ
####ポイント)
- strict 非対応ブラウザーでも、問題なくコードは動作する。
- strictモードは、JSの次期バージョンに備え、正しいコーディングのみを許可するモード。
3 注意点
- use strict宣言は各関数スコープにつき1回 ※重複してもエラーにはならないが、「不要な宣言」であると警告がでる。
- strictモード非準拠のコードも存在するのでスクリプト全体にstrict宣言をするより、各関数ごとにするほうが良い。