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個人アプリ/サービス開発の進め方と運用、得た学び - 02【PR】 LenovoAdvent Calendar 2020

Day 11

新規開発のモックアップは10分以内で開発すべきで、その方法【モックアップ】

Last updated at Posted at 2020-12-10

はじめに

新規の、今までないサービスのアイデアを考える際の一番の問題。それは、10分以内で実装しないとダメだ、ということです。

実装前に、多くの人の意見が入れば入るほど、だれにも必要のないサービスになってしまう、ということです。

「なにか飲みたい?」
「アイスコーヒー」
「ホットコーヒー」
「じゃ、中間のぬるいコーヒーつくりましょ」

その結果、ぬるいコーヒーと作って、コーヒーにはニーズがない、という頓珍漢な結論を出してしまう、ということです。

この場合、「アイスコーヒー」を作りさえすれば、温度が上昇すれば比例してニーズが上がる事が分かり、
ICEpng.png

逆に、「ホットコーヒー」を作れば20℃から下がれば、温度の下向に比例してニーズが上がる事が分かるはずですよね。
HOT.png

中間のぬるいコーヒーではなく、「アイスコーヒー」か「ホットコーヒー」つくりましょ

新規開発のモックアップを作る中で、自分はもちろん他の開発者さんが同じ壁にぶつからないよう、また、ぶつかってもすぐに乗り越えられるよう、その壁の乗り越え方をまとめていきたいと思います。
誰もが一度はぶつかるであろう新規開発、その第一歩であるモックアップの壁ですが、少しでも参考になったら。

新規開発のモックアップは10分以内で開発すべきです。

その1. 時間の制限がある

解決策:10分でできるテンプレートを用意しておく

新規開発のモックアップは、圧倒的に時間の制限があります。会議中に案が出て、次回検討なんて流れになれば、100%流れます。その会議中の流れの中で、その会議中に仕上げないと失注なんてよくあります。

10分でできるテンプレートを用意しておきましょう。

Glide
https://go.glideapps.com/

EXCEL(Google Spread sheet)だけをソースとして、スマートフォン表示を基本としたWebアプリケーションを作成できます。

参考に
https://qiita.com/tomohisaota/items/475dad3a41125932e7ee

会議中に案が出て実際に動けば、それだけでまず喜んでもらえますし。まずは、”すぐに”、実際にかたちにしてみましょう。

その2. 多くのことを言われてしまう

解決策:1つの課題/1つの解決策、だけにする

動くことが分かると、とくに会議中にあれもこれも案が出て、それが頓珍漢な方向に行くと、100%流れます。その会議中の流れでは、100%失注なんてよくあります。

その際は、1つだけに絞りましょう、10分ですよ。
基本的に、解決するデータから表を作ってアップロード、で終わりです。

その点、qiitaには、Glideの参考のページがたくさんあります。
作成の参考に
https://qiita.com/tomohisaota/items/475dad3a41125932e7ee

まずは、1つの課題/1つの解決策、実際に動く=解決可能である、というだけでも魅せる=解決しないと、全体のモチベーションも続かないです。

実際に動けば=1つの課題が解決すれば、まず喜んでもらえますしね。まずは、1つの解決策だけかたちにしてみましょう。

その3. それでも多くのことを言われてしまう 

解決策:1つの画像だけで説明する

すぐに動くことが分かると、かつ実装可能というと、実装しないと、なんでしょうね・・・すぐメンツの問題になってしまうの。
(それ、あんたのメンツの問題だけですが)

とくに会議中にメンツ問題が出ると、それは必ず頓珍漢な方向に行くので、100%流れます。その会議中の流れでは、100%失注です。

その際は、1つの課題=解決策は1つの画像だけで説明するだけ、に絞りましょう、10分ですよ。
基本的に、画像もグーグルドライブにアップロード、で終わりです。

1つの画像だけで説明するためには、解決策が俯瞰できることが必須です。

AVE.png

縦は各店の売上比率、横は平均気温
同じ商品を売っていても、施策によって売り上げが違う、ということです。

課題:この冬の選択が小売の生死を決める
(理由としては、平均気温20-10℃、つまり秋冬ですね、では、小売の売り上げは、施策によって売上が30-40%違ってしまいます。この2020年の状況であれば、それが生死を決めることだ、ということです)
解決策:スマートフォンで見るだけで共有できる、だれでも理解できるようにする

ICON.png

https://astute-food-4646.glideapp.io/
を示したものです。

-----------背景-----------
※その1 時間/場所は、2020年9月ー10月の東京です。
※その2 暑い寒いは、人の購買に強い影響を与えます。先ほどのコーヒーのように。気になる方は以下参照

気象庁 天候リスクマネジメントによる企業価値向上、リスクトランスファー効果
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/chousa/D03.pdf

※その3 
店頭で、気候の話から顧客さんにしてください、と本部から指示することがあるのですが、現場に伝わっていない。かつ適切な施策、(この場合、夏物から冬物に切り替えを適切なタイミングで行うことが重要なのです)が、伝わっていない、という背景があります。

※その4 アプリの中身の説明

ラニーニャ現象が日本近海を冷やす。
⇒その結果、日本の気温が例年より早く下がる⇒早く冬が来る=冬物が売れる。

という流れをNASA衛星画像から解析して、画像で示してアプリにしています。

-----------背景ここまで-----------

新規開発のモックアップで、いきなり予算をとるなんて不可能ですし、何かで魅せないと、100%流れます。まずは、実際に動く=開発可能である、というだけでも魅せる=解決しないと、全体のモチベーションが続かないです。
実際に動けば、必ず喜んでもらえますし。まず実際にポイントだけ、かたちにしてみましょう。

本質的な解決策でない部分はスルーが、新規開発、その第一歩であるモックアップの基本だと思います。一般的に説明するのは、あとのあとです。

おわりに

要するに、新規開発のモックアップは10分以内で開発すべきです。その方法として、いわゆるNO CODEという方法があります。その1例として、Glide、EXCEL(Google Spread sheet)だけをソースとした、スマートフォン表示を基本としたWebアプリケーションを作成できる方法があります。
ご参考に。

以上が誰もが一度はぶつかるであろう新規開発、その第一歩であるモックアップの壁とその解決策でした。

学び:単純に、会議中にすぐ実装すれば、それだけで評価爆上がり!!ですよ。間違いなく(笑)

少しでも参考になれたなら嬉しいです!

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