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研究室のみんなとNefry BTを使ってはじめIotデバイスをつくってみた

Last updated at Posted at 2017-12-10

はじめてIotデバイスをつくってみた

Nefry Advent Calendar 2017に投稿してみます!
東海大学で航空宇宙分野を専攻している三上といいます.
東海大学で行われている「ものづくり学生サミット2017 in 湘南」で,Nefry BTを使って人生初のIotデバイスを作ってみた話です.研究室の仲間+αで試行錯誤しつつ作ってみました.
いろいろと初心者なので,ご容赦ください.

あっ,チームメンバの研究室はこんなところです.
http://www.ea.u-tokai.ac.jp/horisawa/main.html
http://www.ea.u-tokai.ac.jp/ikeda/
https://lss-lab-tokai.jimdo.com/

子供の不快感を伝えてくれるデバイス「Watchild」

私たちのチームでは「あかちゃんは大人より温度や湿度に敏感」であるという点に注目しました.そして,言葉を操れないあかちゃんは温度や湿度からくる不快感を伝えることができないので,Iotデバイス「Watchild」でそういったことを周知しよう,というのがコンセプトです.

使用する状況は以下の2つを考えました.

子供の車内放置

車内放置が起こる原因として,「そうせざるおけなかった」という状況があるということがアンケート調査でわかっています.
例えば,「子供が寝ていて起こせなかった」や「地域の習慣で車内に残していくことがある」といったことです.
▶こういった状況で子供が車内に残っている,ということを周囲に知らせたい!

ベビーカー内での熱中症

意外なことに,ベビーカーに乗っているあかちゃんには熱中症の危険性が潜んでいます.
特に夏場,地面からの熱の照り替えしがベビーカー内を温めてしまいます.
ベビーカーでの熱中症対策をしている方は14%(!)しかいないそうです.
▶あかちゃんのおかれている状況を周知したい!

コンセプト

Nefry BTを使うのでとってもシンプルです.
コンセプト.png

動作と特徴

動作

動作原理.png
こんな感じで動作.
1.BLE(Bluetooth Low Energy)によりスマートフォンと接続する
2.デバイスとスマートフォンの通信が切断 
  ▶デバイスの動作が開始
  ▶つまり,車内から親が離れた
3.車内に幼児の存在を人感センサーで検知
4.基準値以上の温湿度を検出(環境省の熱中症予防サイトを参考に値を設定)
  ▶危険な状態になったら…
5.表示パネルが点滅
  ▶外部に周知

特徴

・BLE(Bluetooth Low Energy)による通信
 ▶省エネ,短距離通信に特化
・人感センサによる検知
・Android アプリによるお手軽操作    
 ▶MIT App Inventorを使用
 ▶アプリで操作できるような機能もこれから実装する予定
・電源はモバイルバッテリー
 ▶現代人はだいたいもっているのでお手軽

BLEとMIT App Inventのことは,また別記事にまとめたいと思います.

車内での使用例

車内使用例.png

完成品

動作が不安定が部分もありますが完成しました.
表示パネルが左側,Nefry BTや温度センサ,人感センサが格納された本体が右側です.
人感センサは右側の容器中央部にぴょこっとでているものです.
IMGP5104_リサイズ.jpg

はやりのIotデバイスをつくってみて…

まずは,Nefry BTという素晴らしいマイコンに出会えたことに感謝です!
そして,Nefry BTのサポート体制に驚きました!
(わからないことをfacebookのユーザーグループに質問するとすぐに返信がきて,狂喜乱舞)

また,Iotデバイスをつくるということをチームで取り組むことができ,チームで開発する難しさ(情報共有,ディスカッションの取りまとめ…etc)を感じました.そこは,チームリーダーの方がうまく取りまとめてくれました!感謝です!
その反面,当たり前ですが仲間と目標に向かって取り組むという達成感はもの凄いものでした.
(ただし,まだまだ実現できていないことが多くあります.BLE周りが不安定だったり…人感センサの感度が良すぎたり…100%ではない完成なので,また改良していきたいと思っています.)

これから,何かつくっていこうと思います.

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