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Railsのenumをstringで使う方法

Last updated at Posted at 2022-06-01

新人ちゃんにRailsのenumをstringで扱う方法を教えた話

三行で

この前新人研修でRailsのenumを教えました。その時にデータ型をstringで使う方法を伝えたのでその時の話
「めんどくさいからこの記事見といて」としようとしたら意外とない。せっかくなら書こうかと。
integerよりも柔軟性高いのでひとつの小技としてどうぞ

そもそもenumとは

名前を整数に割り当てるのに使われるデータ型のこと。整数に対して名前を割り当てるので、整数を直接扱うよりも人間にとって読みやすく、メンテナンス性が上がる。
データベースに保存されるときは名前ではなく、対応した整数が保存されます。
名前の通り数字を扱うことを前提としたデータ型です。

基本的な書き方

まず、enum用のカラムを追加します。
詳しい書き方とか、注意点はここでは解説しないです。

def change
  add_column :models, :status, :integer, default: 0
end

該当モデルに enumを宣言する

class Model < ApplicationRecord
  enum :status, [ :A, :B, :AB, :O ]
end

以上!!

こうするとconsoleでは以下のように表示されます

Model.first
#=>
id: 1,
status: "A"

read_attribute_before_type_castで整数を取り出すことも可能です。

Model.first.read_attribute_before_type_cast(:status)
=> 0

以下のようにすればhashで管理することもできます。

enum status: { A: 0, B: 1, AB: 2, O: 3 }

stringで書く場合

まず、データ型をstringにします。

def change
  add_column :models, :status, :string, default: 'a'
end

後はhashで宣言するだけです。

class Model < ApplicationRecord
  enum status: { A: 'a', B: 'b', AB: 'ab', O: 'o' }
end

コンソールで確認すると以下のようになります。

Model.first
#=>
id: 1,
status: "A"

以上!簡単!!

stringで管理することのメリットって何?

例えば今回の血液型のような決まった値で、今後変更する予定がないのであればintegerで全く問題ないと思います。
stringで管理したほうがいいパターンで行くと、値が追加される可能性があるときに使うといいと思います。

ランク管理とかで A B C で管理する予定が S が増えたとか。
そういった変化するかどうかがわからないものに対してはstringのほうが適していると思います。
だってSランクが後から追加されたらintegerの場合

enum rank: { A: 0, B: 1, C: 2, S: 3 }

ってなるんですよ!気持ち悪くないですか?(笑)
これで後からさらにDランクなんて追加された発狂しますよ(笑)

まとめ

こんな感じで小技ですがstringでenumを扱う方法を紹介させていただきました。
使うといい場面としては
決まった値で管理したいかつ、既存の値の変更はないが追加される可能性があるとき
だと思います。
時々によって変わりますが、一つの選択肢として持っておくといいかなと思いました。

それではよいエンジニアライフを(^ ^)
最後まで読んでいただきありがとうございました。

参考文献

Tech Racho ~ Railsのenumを使いこなす方法(翻訳) ~
Railsガイド~ Active Record クエリインターフェイス ~
stack overflow ~ How to store enum as string to database in rails ~

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