LoginSignup
11
4

背景

以下の記事でも取り上げたのですが、2023年6月にGoogleドメインのサービス終了(Squarespaceという他社サービスへ移管)が発表されました。

Googleドメインは使いやすく、安心のGoogleということで愛用していましたが、価格・サービスともにどうなるか不安なため別のサービスへ個人ドメインを移管することにしました。

前提(私の場合)

  • 個人ドメイン(.com)をGoogleドメインで管理している
  • DNSサーバーもGoogleドメインのものを利用
  • 個人ドメインを使ったメールアドレスをZohoメールで管理している
  • AWSのAmazon Route 53へドメインを移管したい

※Zohoは無料でも使えるGoogle Workspacesという感じでオススメのサービスです。

ちなみに価格重視であればCloudflare等、別の選択肢もありますが、私は仕事柄AWSを頻用するため学習の意味も兼ねてAWSのRoute 53を移管先に選びました。

このドメインは個人のメインメールアドレスとして常時稼働しているため、ダウンタイムがなるべく発生しないようにDNSサーバーを先にAmazon Route 53へ移管する手順を実施しています。

参照すべきドキュメント

① DNSサーバーをAmazon Route 53へ移行

② 独自ドメインを移管(転出元:Googleドメイン側)

③ 独自ドメインを移管(転入先:Route 53側)

簡易手順まとめ

私が実際に行った手順です。

上記ドキュメントを参照していますが、適切でない手順を含む可能性があります。シビアなドメインで移管を実施する場合は、ぜひご自身で十分に手順の正当性を検証ください。

1. Googleドメイン側で移管準備作業を行う

  • 「DNS」設定よりDNSSEC設定をオフにし、リソースレコードをエクスポートしておく(BIND形式)
  • 「登録の設定」より、ドメインのロックを解除して認証コードを取得しておく

2. Route 53側へDNSサーバーを移行する

  • 移管したい独自ドメイン名でRoute 53のパブリックホストゾーンを作成する
  • Googleドメインからエクスポートしたリソースレコード設定(.zoneファイル)をテキストエディターで開き、このホストゾーンへインポートする
  • Googleドメインの「DNS」設定より、カスタムネームサーバー設定にRoute 53ホストゾーンのNSレコードに設定されているネームサーバー(4ホスト)を追加し、「これらの設定に切り替える」を実施する

3. Route 53へ独自ドメインを移管する

  • Route 53の「ドメイン」設定より「移管(イン)」を実行
  • ウイザードに沿って必要情報を入力し、移管リクエストを行う
  • 数分後、Googleドメインからメールが来るので「移管を承認」する
  • 数分後、AWSからもメールが来るので承認URLへアクセスする
  • 数十分待つと、AWSからメール通知が来て移管が完了!

備考

Amazon Route 53のドメイン利用料は、AWSのクレジット(プロモーションなどでもらえる無料のAWS利用料クーポン)の適用対象外となるためご注意ください。

11
4
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
11
4